\おうちのお悩みドロボーの雨漏り修理/
窓サッシの雨漏りの原因として考えられること
窓サッシ・窓枠から雨漏りした
サッシ周りからの雨漏りは意外と発生します。新築のころはこういった被害はないのですが、経年劣化とともに雨漏りの被害が発生しやすいのが窓サッシや窓枠周辺です。
ちなみに、今回お話しする窓枠は天窓ではなく、掃き出し窓のような外壁に面している窓です。
天窓やトップライトの雨漏りは発生原因も修理方法も修理費用も全く異なるので、天窓の雨漏り修理を調べたい方はこちらのリンク先を参考にしてください。
さて本題に戻りますが、窓サッシや窓枠で発生した雨漏りの原因は一つとは限りません。
ただ、色々な建物の雨漏りを見てきましたが、サッシ周りの雨漏りの原因として多いのは下記の5つが挙げられます。
もし窓サッシかららの雨漏りが発生した場合はまず次の原因を疑ってみてください。
コーキングの劣化
多くの窓サッシの周りはコーキングという外壁とサッシの間を埋めるゴム状の充填剤で囲われています。
コーキングは外壁とサッシの隙間から水が侵入しないような役割があるのですが、コーキングは15年~20年程度ほど経つと劣化してひび割れ、水を防げなくなってしまいます。
この状態を放置してしまうと雨漏りに繋がる事があります。
窓枠・サッシのパッキンの劣化
窓枠は外壁との隙間だけでなく、ガラスとサッシ枠の取り合い部分にもゴム製のパッキンが設置されています。
このパッキンが劣化して破断することで雨漏りすることがあります。
外壁の割れや劣化
窓サッシ周辺の外壁が割れてそこから水が侵入し、窓枠に雨漏りが発生する事もあります。
中には目視では確認しにくいひび割れや傷が原因になっている事もあり、判断が付きにくい場合もあるのが厄介な所です。
屋根の割れや劣化
水は上から下に落ちるものです。ですから窓の上に位置する屋根が雨漏りの原因となっている事は多いです。
屋根の劣化は表面の屋根材が割れたり外れたりしているのではなく、ほとんどが防水シートが劣化して起こる経年劣化です。
防水シートが寿命を迎えていると表面的な応急処置では直らない可能性があるので注意が必要です。
ベランダの排水不良
掃き出し窓の下部から雨漏りしている場合、ベランダの排水不良によって水が溜まってしまい雨漏りに繋がっている可能性が考えられます。
この場合は雨漏り修理は必要なく、まずはベランダの掃除をして雨漏りが改善されるか様子を見ると良いでしょう。
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窓サッシの雨漏りの修理方法とその費用
ではここからは実際に窓サッシ・窓枠から雨漏りが発生した場合の修理方法と費用について解説します。
①コーキング補修工事
窓サッシ・窓枠の雨漏りのほとんどはコーキング補修で直すことができるでしょう。
修理費用はコーキング補修する長さや範囲によって変わりますが、約1万~5万円程度が相場です。
雨漏りは早くに修理すればコーキング修理で止める事ができるので、早めの修理をオススメします。
工事名称 | 雨漏り修理費用相場 |
コーキング補修工事 | 約1万~5万円 |
②窓サッシ・窓枠の交換工事
窓枠自体が歪んでしまったり、パッキンが劣化しているという場合は窓サッシや窓枠の交換を行います。
修理費用は大きさや商品のグレードにも寄りますが、約5万~25万円程度が相場です。
ちなみにこの修理は自治体によっては国土交通省が行う省エネ補助金の対象になる可能性もありますので、興味がある方は対象事業者に工事を相談すると良いでしょう。(※おうちのお悩みドロボーも対象事業者です!)
工事名称 | 雨漏り修理費用相場 |
パッキンの交換工事 | 約2万~4万円 |
窓サッシ・窓枠の交換工事 | 約5万~25万円 |
③屋根修理工事
雨漏りの原因が屋根にある場合は屋根修理工事が必要です。
屋根修理工事は高額なリフォームではありますが、屋根の防水シートが劣化してしまった場合は屋根修理工事しか直す方法はありません。費用相場は約80万~250万円程度。
屋根修理の種類はいくつかありますので、状況に応じて適切な工事をアドバイスして貰うようにしましょう。
工事名称 | 雨漏り修理費用相場 |
屋根カバー工事 | 約80万~180万円 |
屋根葺き替え工事 | 約120万~250万円 |
瓦屋根葺き直し工事 | 約80万~200万円 |
④外壁修理工事
もし外壁が大きく剥がれていたり膨れている場合、外壁修理工事が必要です。
外壁修理工事も屋根修理と同じく高額なリフォームの一つで、費用相場は約100万~300万円程度。
外壁修理が必要になるまで雨漏りを放置するととんでもない金額が発生しますから、雨漏りは少しでも早く修理してしまうようにしましょう。
工事名称 | 雨漏り修理費用相場 |
外壁カバー工事 | 約100万~200万円 |
外壁張り替え工事 | 約150万~300万円 |
窓サッシから雨漏りした際の応急処置!DIYできるかも
まさに今雨漏りが発生している!
という場合は早めの工事も大切ですが、その前に応急処置をして被害が拡大しないようにしないといけません。
という訳でここからは窓サッシから雨漏りした際の応急処置の方法についてご説明します!
タオルを敷いて周辺が傷まないように養生
窓サッシ・窓枠から雨漏りした場合にまず行う事は、雨が壁や床を腐らせてしまわないように養生を行う事です。
プロのようなしっかりした養生では無くて良いので、漏水箇所にタオルや新聞紙などを敷いて侵入してきた水を吸収できる状態を作りましょう。
コーキングで補修【DIY可能!】
もし雨漏り箇所が判明していて、軽微なひび割れやコーキングの破断が原因の場合はコーキングで補修することも可能。
コーキング補修は雨漏り修理の中でも非常に簡単で、やり方さえ分かっていれば自分でDIY出来てしまう作業です!
やり方としてはホームセンターやネットで販売しているコーキング材を原因箇所に充填するだけ。
コーキング補修のDIY興味がある方はぜひ下記のリンクを参考にしてください。
防水テープで補修【DIY可能!】
防水テープの補修はコーキング補修よりもさらに簡単な応急処置です!
ホームセンターやネットで販売している防水テープをひび割れ箇所や隙間に貼るだけ。お手軽な応急処置です。
ただコーキング補修と違って明らかなツギハギ感が出てしまって見栄えが良くない点がネックです。
窓サッシから雨漏りした際に注意するべきこと
雨漏りの原因箇所が特定できない場合は散水調査がオススメ
窓サッシ・窓枠から雨漏りしているけど、どこが原因なのか分からない
このような場合、むやみに修理工事をしてしまうと工事したのに雨漏りが止まらないという可能性があります。
ですので雨漏りの発生原因が分からない場合は散水調査を行う事をオススメします。散水調査は疑わしい箇所に水を流し続け、雨漏りを再現する作業です。
費用は発生してしまいますがより確実に雨漏りを止める事が大切です。
雨漏りではなく結露の可能性もある
窓周辺は結露現象が発生しやすく、それによって周辺が濡れてしまう事があります。
結露とは家の中と外の気温差によって空気中の水分が液体になってしまう現象の事です。
結露は雨漏り修理を行っても止めることはできません。結露を止めるためには、
- 窓サッシの交換などによる気密性の向上
- 室内の換気
- 室内の除湿
などによって対策するのが効果的です。
雨漏りと結露、見分けにくい部分もありますが全くの別物なので気を付けましょう。
窓サッシの雨漏りには火災保険が利用できるのか?
窓サッシの雨漏りに火災保険は使えますか?
最近このようなお問合せを頂く事がありますが、結論難しい場合が多いです。
火災保険とは住宅総合保険という損害保険の一種で、建物などに自然災害等による被害を受けた場合にその損害を補償するという保険です。
雨漏りの原因の多くは経年劣化によるもので、自然災害等によって雨漏りが発生するのは非常に少ないケースです。
また仮に雨漏りが自然災害が原因で発生したものだとしても、雨漏りとその自然災害との因果関係を消費者が証明する必要があります。
こうした理由もあって、多くの雨漏り修理には火災保険は利用できず、実費で修理している方がほとんどなのです。
雨漏り修理のご相談は総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーへ
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーは雨漏り修理のプロが在籍している、総合リフォーム会社です!
屋根修理、外壁修理、防水工事、散水調査など状況に応じて最適なご提案を行います。
また総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーにはFPが在籍しているので、補助金や火災保険やふるさと納税などを利用したリフォームのご相談も承っております。
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現在雨漏りでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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雨漏り修理のお役立ち情報一覧
- 屋根塗装で雨漏りが止まらない3つの理由!塗装後に雨漏りってどういうこと?
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この記事を書いた人
FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ