屋根塗装工事は自分でもDIYできる!
屋根塗装をしたいがお金を掛けたくない。
なんとか自分でDIYできないだろうか?
最近のDIYブームもあってこのように考える方も多いです。
実際、屋根塗装工事は自分で出来ない事はありません。
しかし屋根塗装をする場合に足場の仮設は必須となるので一切お金が発生しない工事というのは難しいと言えます。
屋根塗装には足場が必須
まず塗装職人が自宅の屋根を塗装する場合でも足場だけは架けるという事を知っておきましょう。
足場を架けずに工事を行う事はいくつものリスクを負う事になるためです。
- 後遺症やケガのリスク…足場無しで万が一、屋根から落ちれば重大な後遺症やケガに繋がります。命を落とすという事は稀ですが、もちろんゼロではありません。ニュースで聞いたことがある方も多いはずですが、熟練した職人でも毎年何件も事故を起こしています。
- 施工不良のリスク…足場無しで塗装を行えば屋根の縁などを綺麗に塗装できません。せっかくお金を掛けても施工不良が起きれば、屋根はそこを中心としてどんどん劣化していくものなのでオススメしません。
- 近隣トラブルのリスク…塗装の際に必要な洗浄や塗装工程では、風に吹かれて水や塗料が近隣に飛散する恐れがあります。当然こうした被害は近所迷惑となりますので、本来は足場を架けてそこに飛散防止用のネットを掛けて作業することが必要です。
ちなみに上記に加え、業者が屋根上で作業を行う場合は法律で足場の仮設が義務付けされています。
このような背景からも屋根塗装の際には足場が必要となります。
ちなみに屋根塗装用の足場だけ発注するという事は可能なので、もし自分で屋根塗装DIYを検討している方は一度お問い合わせください。
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屋根塗装を自分でDIYする場合にかかる費用
ここからは屋根塗装を行う際に実際いくらかかるのか解説していきます。
屋根塗装を自分でDIYする場合に必要となる費用は、足場代と材料費代です。
下記に塗料別のおおよその金額をまとめてみました!
塗料のグレード | シリコン塗料 | シリコン塗料 | ラジカル制御系フッ素塗料 |
材料代 (塗料、下塗り材、希釈液) | 約65,000円 | 約70,000円 | 約130,000円 |
足場代 | 約200,000円 | 約200,000円 | 約200,000円 |
道具代 (ローラー、ハケ等) | 約3,000円 | 約3,000円 | 約3,000円 |
合計金額 | 約268,000円 | 約273,000円 | 約333,000円 |
通常リフォーム会社に依頼して塗装する場合、上記に加えて20~30万円前後の人件費や諸経費が掛かります。
この費用を浮かせられるとすれば大きいですから、もし自信があるという方は屋根を自分で塗装してみても良いのかもしれません。
屋根塗装をリフォーム業者に頼むといくらかかるのか?
屋根塗装をリフォーム会社に頼むといくらくらい掛かるんだろう?
一般的な大きさの屋根塗装を業者に依頼した場合の屋根塗装工事費用の相場は約30万~60万円程度です。
さらに足場費用が約20万円前後かかってくるので、合計で約45万~80万円程度が相場でしょう。
もしそれくらいで済むならプロに任せてしまった方が面倒はないな
と感じる方も多いので、メリット・デメリットを比較してどちらの方が良いか検討してみてください。
屋根塗装を自分でDIYする具体的な手順・やり方
ではここからは具体的な屋根塗装DIYの流れについて解説していきたいと思います。
屋根を自分で塗装する場合の流れは7ステップです。
ちなみに、屋根を業者に塗装してもらう場合の手順・流れはこちらで紹介しているので、興味がある方は参考にしてください。
STEP1 材料や道具の準備・確認
まず屋根の材質にわせた塗料の選定と、必要な材料・道具を確認し購入します。
屋根材によって準備するものは変わりますが、たとえばスレート屋根の場合は下記のような道具が必要です。
- 塗料(中塗り・上塗り材)…屋根の面積によって変動。だいたい2缶程度必要。
- 下塗り材…屋根の材質や塗料によって変動。1~2缶程度必要。
- 希釈材(シンナー等)…塗料を希釈するために必要。
- ハケ・ローラー…塗装する際に必要。2セットずつ以上あると良い。
- バケット…塗料を入れておく容器。2セット以上あると良い。
- タスペーサー…スレートの場合は下塗りの後に必要。1平米あたり約10個程度。
- サンドペーパーや皮すき…下地調整用。屋根のに頑固な汚れがある場合必要。
- ホース…屋根洗浄用。屋根上まで届くホース。15m以上推奨。
- ブラシ…屋根洗浄用。
STEP2 足場の手配・スケジュール調整
道具の選定・準備が完了したら、足場の手配とスケジュール調整を行いましょう。
工事の期間は職人が行えば大体7日間で完了します。
もし仮に土日しか作業が出来ないという方の場合は4週間分必要という事になります。
もちろんこれは職人と同じスピードで工事が出来た場合の話です。
現実的には2ヶ月ほど足場を架けて貰ってその間で屋根塗装工事を完了するイメージになるでしょう。
STEP3 屋根洗浄
スケジュールが決まり、実際に足場が掛かったら屋根を洗浄します。
高圧洗浄機があればそれでも良いのですが、もし洗浄機が無い場合はホースで水を掛けながらブラシで屋根の汚れを落とすのでも問題ありません。
頑固な汚れ、藻やコケ等があった場合は皮すきやサンドペーパーでこすって綺麗に除去しましょう。
また、屋根の洗浄後は必ず24時間以上乾燥させるように注意してください。
STEP4 下塗り作業
屋根がしっかり乾燥したら下塗り作業を行います。
実は屋根の塗料はそのまま塗っても上手く密着しません。そのため長持ちさせるために屋根材と塗料を密着させるための接着剤=下塗り材を必ず塗るんですね。
この下塗りが甘いと施工不良に繋がり、数年後に塗膜の剥がれやひび割れ、膨らみなどに繋がりますので念入りに作業してください。
STEP5 タスペーサー設置
もし家の屋根がスレート屋根(コロニアルやカラーベスト含む)だった場合はタスペーサー設置が必須です。
タスペーサーとは屋根の隙間が塗料によって埋まらないように調整するための器具で、屋根内部の通気性を確保し雨漏りを予防する効果があります。
設置自体は簡単なので、忘れずに設置するようにしましょう。
STEP6 中塗り・上塗り
次にようやくメインとなる塗料の塗装工程です。
中塗りではどうしても色ムラが起きてしまうのでさほど見栄えは気にしなくて良いです。ただし塗り残しには注意。
中塗りがしっかりと乾いたら上塗りでムラが出ないように仕上げていきます。
面積の広い場所はローラーで一気に塗って、縁や細かい箇所はハケに持ち替えて塗る事で抜け漏れなく塗装することができます。
基本的に塗装工事は下塗り・中塗り・上塗りの三度塗りで十分です。
三度塗りはメーカーも推奨している塗装工程ですので安心してください。
最近は執拗に四度塗り・五度塗りを推してくる塗装会社もありますが、実際に四度塗り・五度塗りだから塗装の質が上がるという立証されたデータはありません。覚えておきましょう。
STEP7 足場の解体
上記工程が全て完了したら足場を解体して、屋根塗装工事完了となります。
足場を一度解体してしまうと再度かけ直すことは難しいので、しっかり仕上がりの確認を行うようにしてください。
屋根塗装工事を自分で行う注意点や職人にお願いするメリットとは?
実際に屋根塗装を自分でDIYする場合に気を付けなくてはいけないことはどういった点なのでしょうか?
また、職人に塗装工事をお願いするとどういった違いがあるのでしょうか?
具体的に5つほどご紹介します。
①自分でやれば当然塗装のクオリティは下がる
塗装を仕事にしている職人とDIYの塗装を比較するとどうしても塗装のクオリティは下がります。
色むらや施工不良なども起こる可能性が上がりますし、本来必要な材料よりも多くの材料を消費してしまう可能性もある点は理解しておかなくてはいけません。
②屋根材や箇所に合わせた塗料を選ぶ
塗装はただ塗料を塗ればいいという訳ではなく、屋根の材質や劣化状態に合わせて塗料や下塗り材を変えていかないといけません。
正しい塗料を選ばないと当然施工不良につながってしまいます。
一般の方ではこれらの知識はまず持っていないので、塗料の説明書をよく読んだり、メーカーに問い合わせをして確認しないといけません。
③塗料や洗浄の乾燥時間を守る
塗装後や洗浄後は各工程ごとに一定の乾燥時間を作らないといけません。
乾燥時間は塗料の種類によっても異なるので、事前に確認が必要です。
早く塗装工事を終わらせたいからと言ってこの乾燥時間を守らないと施工不良の元になります。
④屋根の塗りはじめから終わりまであまり時間を空けない
塗装は早く塗ってもいけませんし、時間が空きすぎても良くありません。
塗り始めからの時間が空きすぎてしまえばチリやごみが付着しやはり施工不良の元となります。
屋根塗装は乾燥時間を守りながらなるべく最短で行うのがベストな方法です。
⑤やり直しによって想定外の出費が発生する
もし塗装工事で塗り残しや不具合が発生した場合や、材料が足りない場合、なたは想定外に工事が長引いてしまって足場を延長して借りないといけない場合など、想定外の出費が発生する可能性があるのもDIYのリスクです。
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この記事を書いた人
FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ