屋根塗装工事でよくあるトラブルや注意点10選!
リフォーム業界というとどうしてもトラブルや悪徳業者などの悪いイメージが先行しがちです。
事実我々のお客様でも業者とトラブルになってしまったという方の相談は非常に多い!
今屋根塗装を検討しているが、トラブルが不安。
そんな方のために今回は屋根塗装工事でよくあるトラブルや注意点で特に重要なものを9つご紹介したいと思います!
①高圧洗浄や下地調整をしない
屋根塗装工事で特に重要なものの一つが下地調整や高圧洗浄作業です。
塗装工事は屋根の上に塗料を塗る(塗膜を形成する)工事なので、屋根に汚れがついていたり劣化した状態のままで塗装を行うと当然塗料が上手く塗れません。
その中でも悪質なのが、お客様が見えないことをいいことに高圧洗浄や下地調整を適当に行う業者です。
このような場合は数か月から数年後に塗膜の剥がれや膨らみ等の施工不良が発生するため注意しなくてはいけません。
②高圧洗浄時に室内に水が入る
同じく高圧洗浄時のトラブルとして、洗浄時の水が室内に入ってしまう事があります。
その理由としては下記が挙げられます。
- 扉の戸締りのし忘れ
- もともと雨漏りしていた箇所からの漏水
①はしっかりと戸締りを行えば問題なく防ぐことが可能です。厄介なのは②の雨漏りです。
高圧洗浄は通常よりも圧力のかかった水を流しますから、弱い雨では侵入しなかった水が高圧洗浄によって侵入し、結果的に雨漏りにつながる可能性があるのです。
もともとの建物の劣化によって生じた雨漏りや漏水は、リフォーム業者は補償を行ってくれないと考えた方がいいでしょう。
屋根塗装時はそういったリスクがある事を理解しておかないといけません。
③正しい塗料が選ばれていない
塗装職人の重要なスキルは、塗装を行う事以上に既存の材料やその状態に合わせた塗料を選択し使用することにあります。
業者の中には塗料の知識が無かったり、あるいは材料の原価を抑えるためにいい加減な塗料を使用する悪質なところがあります。
当然そのような工事ではせっかく行った塗装も長持ちしません。お金も手間も非常にもったいない。
選ぶリフォーム業者はこういった塗装における知識があり実績がある所でないといけません。
④雨漏りなのに屋根塗装を提案される
雨漏り修理の相談をしたのに屋根塗装工事を勧められる場合があります。
これは全く無意味な工事で、雨漏りが止まることはありません!非常に悪質です!
そもそも塗装工事は屋根の表面をコーティングして長持ちさせる工事なので防水効果がないのです。
しかし塗装工事に力を入れている業者は契約を取りたいがために雨漏りに対して塗装工事を勧める場合があるので注意しなくてはいけません。
⑤踏み割れによって屋根塗装後に雨漏りする
屋根材は劣化していると人間が上に乗っただけでも割れてしまいます。これを踏み割れと言います。
そのため屋根材が劣化した状態で屋根塗装を行うと、塗装工事の際に踏み割れが起き塗装したのに雨漏りが始まるというリスクがあるのです。
築10~15年程度の屋根材であればまだ柔軟性があるため、踏んでも割れずに作業できるのですが、築20年~30年ほど経過してしまうと屋根材が乾燥して柔軟性が無くなってパリパリの状態になります。
ある程度目視でも確認できるので、屋根材が硬くなってしまっていた場合は塗装ではなく屋根修理工事を検討してみても良いかもしれません。
⑥タスペーサーの未設置や縁切りの未対応
屋根塗装を行う場合は屋根にとって本来必要な隙間を塞いでしまわないように、屋根にタスペーサーを設置したり塗装後に屋根のつなぎ目を切ってあげないといけません。(縁切りと言います)
しかしこれは手間がかかるので、悪い業者はこの工程を行わず結果的に数年後に雨漏りにつながってしまうケースがあります!
もし見積もりにこの工程の項目が入っていない場合は手抜き工事の可能性があります。事前にしっかり項目を確認するようにしましょう。
⑦仕上がりの色が想像していたものと違った
塗装後は屋根の見た目の色も大きく変わります。もともとの屋根の色とほぼ同じ色を使用しても、新しい塗料を使用しているという事で印象が大きく変わってしまうので厄介です。
私はこの色でお願いしたつもりなのに、全然思っていたのと違う…
という事が塗装では往々にして起こります。
色の印象はどうしても主観的なもので共有することができませんから、こういったトラブルを避けるためには事前に色見本やシュミレーションを使用して良く打合せを行い、また印象が変わる点について良く説明を受けておくことで解消するしかありません。
⑧塗装するべきではない屋根材・塗装不要な屋根材だった
屋根の中には塗装するべきではない屋根材や塗装自体が不要な屋根材が存在します。
- 塗装するべきではない屋根材…2000年ごろに販売されたパミールやコロニアルNEOやセキスイかわらuなどのノンアスベストの屋根材。
- 基本的に塗装不要な屋根材…陶器瓦やいぶし瓦などの高級瓦
これらの瓦に塗装を進める業者は利益目的でだまそうとしているか、または知識のない業者ですので注意してください。
なぜ塗装に向かないのかを説明すると長くなるので詳細は下記リンクから確認してみてください。
⑨施工時の不注意やミスによる破損や汚損
塗装工事中の不注意やミスによって建物や車、近隣の方に対して迷惑をかけてしまう場合があります。
中でも多いのが塗料などが風に吹かれて飛んでしまうケースです。
これは足場に飛散防止ネットを架けていればある程度予防できるのですが、コストを下げるためにネットを架けずに工事を行う業者もあります。
このような業者はトラブルを起こしやすい業者だと言えるので注意が必要です。
⑩そもそも金額が相場よりも高い
そもそも工事金額が相場よりも高く、知らずに高額な料金で工事を依頼してしまっている場合もあります。
リフォーム業界には定価などありませんから、業者が言った金額がそのままサービスの金額になります。
そのため相見積もりなどを取らずに一社で契約を結んでしまうとこのような損してしまう可能性が高いので注意しましょう。
屋根塗装工事の費用相場は下記のリンクで確認することができます、参考にしてください。
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屋根塗装工事のトラブルを避けるための対策!
屋根塗装のトラブルを避けるためにはどうしたらいいの?
というわけで、ここからは屋根塗装工事のトラブルを避けるための対策方法についてお話していきたいと思います!
リフォーム系の訪問業者で契約するのは危険!
まず大前提として訪問系のリフォーム業者で契約をするのは危険です。
リフォーム系の訪問業者でよくあるトラブルとしては
- 壊れていないものを壊れていると言って不安を煽ることがある
- 正しい知識や技術のないものが工事を行う場合がある
- 相場よりも著しく高額な工事金額を請求する場合がある
など。ちなみに弊社は訪問系のリフォーム業者のいい話を聞いたことがありません。
もし訪問系のリフォーム業者が来た場合は近くのリフォーム業者を探して相談をすることをオススメいたします!
2~3社は相見積もりを取ろう!
屋根塗装を検討する場合は少なくとも2~3社の相見積もりを取ることをオススメします。
手間がかかるからと言ってリフォーム業者を一社だけで決めてしまうと、金額や工事方法など何が適正か分からず言われるがまま工事を行うことになってしまいます。
そうなると悪い業者に当たってしまった場合にそれに気づくことができません。
あまりに相見積もりの数が多すぎても混乱してしまいますが、2~3社は相見積もりを取ってみてください。
HPがあり、施工実績や口コミがある業者を選ぼう!
会社としてしっかりホームページを作成していて、施工実績や口コミなどを積極的に公開している業者は信頼ができます。
世間に向けて細かく情報発信している会社は技術や評判に自信があり、実績をちゃんと積んでいるということです。
口は上手いが実績や評判が分からない
という業者ではトラブルにつながる場合もあるので要注意です。
工事の保証を発行してくれる業者を選ぼう!
リフォームを行う場合は必ずその工事に対する施工保証がある業者を選んでください。
- 工事の保証がなく、工事が完了したら終了という業者
- 保証しますという口約束だけで書面を発行しない業者
これらは後々トラブルになりやすく、また逃げだすような業者も多いです。
工事だけではなく、その後何年も保証を通じてつながっていける業者が安心して工事をお願いできる業者だと考えられます。
施工時の写真を撮影している業者を選ぼう!
しっかりと事前に打ち合わせした材料を使用して正しい工事を行っているのか確認するのは難しいです。ずっと見張っているわけにもいきませんからね。
ですから工事の前後はもちろんの事、工事中の写真を細かく撮影し報告してくれる業者にお願いするのが安心です。
手間だからと言って写真を送ってくれない業者は、裏で何やっているか分かりませんから。事前に工事中の写真の報告があるのかを確認すると安心ですね。
屋根塗装のトラブルで困っているという方の相談窓口
屋根塗装工事で業者とトラブルになってしまった…
このように、既にトラブルが発生してしまった方はどうすればいいのでしょうか?
当然当事者間で話し合いによって解決することが望ましいですが、お互いが折れずに話が平行線となってしまったり、音信不通になってしまうようなことも無いとは言えません。
もし「自分だけでは解決できないかもしれない」と感じた際は、下記のような機関に相談をしてみるのはいかがでしょうか。
- 消費者センター(独立行政法人国民生活センター)…商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたる組織です。
- 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター…住宅品質確保促進法に基づく住宅紛争処理支援センターとして、住宅に関するご相談の受付や弁護士会が行う紛争処理の支援など通じて住宅購入者等の利益の保護を目的として活動する組織です。
これらの相談サービスは基本無料で利用できるのが最大のメリット!
リフォーム工事関連でどうしても困って解決できないという場合は是非連絡し無料相談を受けてみましょう。
関東の屋根塗装は総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーまで!
もし今屋根塗装工事を検討されているのであれば、総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーにご相談ください!
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もちろん相見積もりも大歓迎!ぜひお気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた人
FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ