瓦のずれ・浮きの修理費用は、ずれている場所や枚数、下地の状態、足場の要否などで変わります。
この記事では、
- 瓦のずれ・浮きに必要な工事と費用の見方を知りたい
- 瓦がずれているが費用の相場が分からない
- 瓦のずれを直す見積もりを貰ったが、適正価格なのか知りたい
修理方法ごとの違いや費用が変わる条件、見積もりで確認したい項目を解説します。突然訪問した業者から指摘された場合は、その場で契約せず、読者自身も屋根へ上らないことが大切です。
この記事では、瓦のずれ・浮きの修理方法と費用の見方、訪問業者から指摘されたときの対処、見積もりで確認したいポイントが分かります。ぜひ最後まで目を通してください。
瓦のずれ・浮きの直し方と修理費用の見方
瓦のずれ・浮きは、平部の数枚、棟瓦、下地を含む広範囲の補修で工事内容が異なります。費用も施工範囲、足場の要否、屋根の形状や階数、瓦と下地の状態などで変わるため、見積もりでは条件と内訳を確認しましょう。
症状に応じた主な修理方法は以下のとおりです。
- 平部の数枚がずれている場合:並べ直しや差し替えを検討します。
- 屋根の頂部にある棟瓦が崩れている場合:棟瓦の取り直しを検討します。
- 広範囲の傷みや下地の劣化がある場合:葺き直しや葺き替えを含めて検討します。
- 費用を確認する際:施工箇所、範囲、足場、下地補修、諸経費、税を含む総額を見積書で確認します。
① 平部にある数枚の瓦の並べ直し・差し替え
強風や地震などの後に、平部にある数枚の瓦だけがずれたり浮いたりしている場合に検討する部分修理です。
瓦の状態を確認して元の位置へ戻すか、変形や破損がある場合は差し替えます。留め付け方法は、瓦の種類、部位、既存屋根の仕様に応じて判断します。
- 費用:施工枚数や現地条件により変動(足場の要否と費用は見積もりで確認)
- 特徴: 部分修理で対応できるかは、瓦と下地の状態を確認して判断します。
② 棟瓦の取り直し(積み直し)工事
屋根の頂部にある棟瓦のずれや崩れが確認され、土台を含めた補修が必要な場合は、棟瓦を解体して積み直す「棟の取り直し工事」を検討します。必要な解体範囲は棟と土台の状態によって異なります。
- 費用:施工する棟の長さや現地条件により変動
- 特徴: 棟の崩れ方や土台の状態によって必要な工事が異なります。見積もりでは施工長、解体・積み直しの範囲、足場、下地補修の有無を確認しましょう。
瓦のずれを直す際の調査・施工・完了確認の流れ
まず業者が屋根全体と指摘箇所を調査し、瓦のずれだけでなく、割れや下地の状態も確認します。次に、並べ直し、差し替え、棟の取り直しなどから必要な工事を判断し、施工範囲と見積もりを説明します。
工事では瓦の種類や既存仕様に応じて位置を直し、必要な箇所を留め付けます。施工後は、屋根全体との位置関係が分かる写真と補修箇所の拡大写真で完了状態を確認しましょう。
屋根上での確認や補修には転落や瓦の破損につながる危険があります。読者自身で屋根へ上らず、調査から施工まで屋根工事の事業者へ依頼してください。
※広範囲の傷みや下地の劣化がある場合は「葺き替え」「葺き直し」も検討
屋根の広い範囲で瓦の傷みが確認されたり、下地の防水シート(ルーフィング)まで劣化していたりする場合は、部分的なずれ直しだけで対応できないことがあります。
その場合は、屋根の「葺き替え工事」や「葺き直し工事」などを検討する必要があります。

でも急な出費で予算が…
というお気持ちも分かりますが、屋根の形状や下地の状態によっては、部分的な屋根修理も検討可能です。
必要な工事範囲は屋根上から見える瓦だけでなく、下地の状態によっても変わります。放置すると補修範囲が広がる場合があるため、読者自身は屋根へ上らず、現地調査と写真による説明を受けて判断しましょう。
瓦の部分補修を検討したい方は下記の記事を参考にしてください。
【見積書公開】一階部分・足場なしで行った瓦の並べ直し費用の実例
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーでは瓦屋根の並べ替えなどの小さな工事も対応しております。
以下では、瓦屋根のずれ修理の実際の見積書を、条件付きの一例として公開します!
既に見積もりを取られている方は、施工条件と内訳を照らし合わせる際の参考にしてください。
瓦屋根並べ直しの実際の修理見積書


工事名称:瓦並べ直し工事
見積金額合計:税込49,500円
工事内訳:
・瓦並べ直し作業(足場無し一階部分)…35,000円
・諸経費(交通費、現場管理費等)…10,000円
・消費税…4,500円
この税込49,500円は、瓦の並べ直しを一階部分・足場なしで行った一例です。施工範囲や足場の要否などが異なる住宅へ、そのまま当てはまる価格ではありません。
見積書を確認する際は、次の項目を施工条件とあわせて確認しましょう。
- 施工箇所と対象となる瓦の枚数
- 足場の要否と費用
- 瓦の並べ直し・差し替え・固定方法の範囲
- 下地確認や下地補修の有無
- 交通費や現場管理費などの諸経費
- 消費税を含む見積金額の合計
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突然の訪問業者に「瓦がずれてる」と言われた時の対処法


「費用は分かったけど、さっき来たあの業者はどうすればいいの?」
とまさに今お悩みの方へ。
突然訪問した業者から指摘されても、その場では契約せず、いったん検討してください。
突然の屋根点検は「点検商法」に注意。その場で点検や契約を任せない

「近くで工事をしている」
「親方に言われて来た」
といった説明で突然訪問し、屋根の不具合を指摘して点検や契約を急がせる勧誘は、「点検商法」に注意が必要です。
「無料だから見てあげる」と言われても、突然訪問した業者をその場で屋根へ上げることは避けましょう。絶対に屋根に登らせないでください。
指摘内容を確認したい場合は、屋根全体との位置関係が分かる写真と指摘箇所の拡大写真を求め、別の事業者にも確認を依頼してください。
訪問販売業者のよくある手口と、正しい対処方法の詳細はこちらで詳しく解説しています。
➡親方に言われてきた?飛び込み屋根修理訪問業者と点検商法のトラブル
瓦を接着する「ラバーロック工法」を提案された場合の確認点
瓦同士を接着する補修として提案されることがあるのが「ラバーロック工法」です。
これは、瓦同士の一部をコーキング材で接着する補修方法です。接着する位置や範囲によって、排水や将来の瓦交換へ影響する場合があります。
提案を受けた場合は、施工目的、接着する位置と範囲、排水経路への影響、将来の差し替えが可能かを確認してください。契約前に施工内容をご確認ください。
接着位置や範囲によっては排水経路を塞ぐおそれがあるため、施工目的や接着位置、将来の瓦交換への影響を確認することが重要です。
工法名だけで判断せず、施工内容と瓦の状態について具体的な説明を受けましょう。
ラバーロック工法の施工内容や確認点については、こちらで詳しく解説しています。
➡【プロが語る】瓦にコーキング?ラバーロック工法のデメリットと悪徳業者の手口
瓦のずれ・浮きで早めに確認したい症状

「業者は追い返したけど、本当にずれているなら放置しても大丈夫?」
ずれの位置や程度、下葺き材と下地の状態によってリスクは異なりますが、放置せず状態を確認することが大切です。
瓦の位置や下葺き材・下地の状態によっては、ずれた箇所から雨水が入り、「雨漏り」につながるおそれがあります。
また、瓦が大きくずれている、欠落している、落下しそうな状態にある場合は、強風時などの二次被害を防ぐため早めに確認を依頼しましょう。室内に雨漏りが見られる場合や、台風後に瓦の状態が明らかに変わった場合も、早めに点検を依頼してください。ご自身では屋根へ上らないでください。
訪問業者の指摘だけで工事を決めず、指摘箇所、撮影日時、建物全体との位置関係が分かる写真や動画を確認しましょう。その資料をもとに別の屋根工事事業者へ点検と見積もりを依頼し、契約済みなどで不安がある場合は消費生活センターへ相談してください。点検結果を写真や動画で説明してもらい、工事の必要性と見積内容を確認しましょう。
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーは関東エリアで無料現地調査対応しております!
「まずは現地を見て、本当に工事が必要か確認してほしい」という方は一度ご相談ください。
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瓦のずれ修理が火災保険の対象になる可能性があるケース
もし、瓦のずれや浮きの原因が経年劣化ではなく、台風や強風などの自然災害によるものでも、補償対象になるかはご加入の契約内容、免責、損害原因、保険会社の査定によって決まります。
保険金の支払対象や金額は、加入している契約と損害状況によって異なり、修理費用の全額が支払われるとは限りません。
保険利用を前提に工事契約を結ぶ前に、加入先の保険会社または代理店へ連絡し、必要書類や手続き、補償内容を確認してください。
「おうちのお悩みドロボー」では、火災保険の利用を検討している方からの相談も受け付けています。保険会社や代理店へ確認する前に工事契約を決めず、まずは加入契約と損害状況をご確認ください。詳しくは下記の記事をご覧ください。
➡火災保険でリフォーム?正しく保険を利用してお得に屋根修理するならこちら
瓦屋根の並べ直しで補助金・助成金を確認する際の注意点
住んでいる場所や自治体によっては屋根修理や雨漏り修理に補助金や助成金が出る場合があります。
補助の有無や金額は、自治体・年度・対象工事・申請条件によって異なります。申請前に自治体の最新の募集要項をご確認ください。
- リフォーム補助・助成事業…自治体が実施する制度のうち、対象となるリフォーム費用の一部を補助するものがあります。瓦の補修、カバー工法、葺き替え、屋根塗装が対象になるか、補助割合・上限額はいくらかを、自治体の募集要項でご確認ください。
- 耐震改修リフォーム工事補助事業…耐震改修に関する補助制度を利用できる場合があります。屋根の工事を含められるかは、建物や工事内容などの条件によって異なるため、自治体へご確認ください。
詳細はこちらをクリック ➡屋根修理・リフォームに使える補助金や助成金【まとめ】
全ての方が利用できるものではありませんが、もし利用できるならお得ですよね。
興味がある方は下記のリンクから、今住んでいる自治体の補助金や助成金の制度を一度調べてみる事をオススメします。
まとめ:瓦のずれ・浮きの費用判断と安全な相談手順
- 費用は施工範囲、足場、屋根の形状、瓦と下地の状態などで変わるため、条件と内訳を確認する。
- 突然訪問した業者から指摘されても、その場で点検や契約を決めない。
- 指摘箇所の写真や動画を確認し、必要に応じて別の屋根工事事業者にも相談する。
以上が、瓦のずれ・浮きについて工事の必要性と見積もりを判断する際の基本的な確認点です。
おうちのお悩みドロボーでは、瓦のずれ・浮きに関する相談、現地調査、見積もりを無料で受け付けています。
訪問業者から指摘された箇所の確認についてもご相談ください。

「さっき来た業者の言っていることが本当か見てほしい」
といった相談では、指摘箇所の確認や必要な工事、見積もりの内訳についてご案内します。不安な点がある方は、お気軽にご連絡ください。
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この記事を書いた人

FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ




