経年劣化は火災保険の対象外?
おりない場合の対処方法【納得いかない!】

 

 

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経年劣化による建物の被害は火災保険の対象外

建物の経年劣化による被害に、火災保険は使えますか?

このような質問を頂くことがありますが、経年劣化の場合は火災保険の対象外です。

 

火災保険は住宅総合保険とも言い、損害保険の一種です。
その為、火災や風災、水災、落雷などの自然災害等による被害は補償対象ですが、経年劣化は「自然災害等」に含まれていません。

火災保険の対象になる災害を調べたい方はこちらから。

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自宅に損傷があってもそれが経年劣化によるものだった場合は、残念ながら給付金は降りないのです。

 

ちょっと待って!それって本当に経年劣化?

火災保険の申請をしたら「これは経年劣化だから保険は出ない」と言われた

火災保険を申請したが保険会社に否認されてしまいすぐに諦めてしまう人が多いですが、ちょっと待ってください

それ、本当に経年劣化なのでしょうか?

 

確かに経年劣化による被害には給付金が降りません。
しかしそもそも経年劣化なのか自然災害による被害なのか、建物のプロでも判断する事は容易では無いです。

 

保険会社に言われたからと言って

やっぱりそうなのか~

と、ただ流されてしまっては、本来受け取れるはずの給付金も受け取れなくなってしまいます。

 

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火災保険の申請を行う際に覚えておくべきポイント

 

ポイント① 経年劣化していない建物はない

たとえばですが、

  1. 築10年の家があります。
  2. 10年経っているので屋根が建築当初より経年劣化しています。
  3. そこに台風が来て屋根材にヒビが入りました。

この時に保険申請したら、元から経年劣化していたから火災保険がおりないという判断になるのでしょうか?

 

違います。
経年劣化していても自然災害の被害があればそれは火災保険の補償対象になるのです。

 

そもそもの話ですが、経年劣化しない家なんて存在しません。
建物は建設したその瞬間から品質は下がっています。

なので火災保険会社が経年劣化と言ってきたからと言って、それだけで簡単に納得してしまわないように注意してください。

 

ポイント② 保険の担当者も良く分かっていない可能性がある

火災保険会社の人間は不動産のプロではありません。
ましてや現場で職人として働いているわけでもありません。

 

そんな人が写真や書類を見て、

この被害は経年劣化ですね~

なんて言っても、我々プロからすれば、

なにを根拠に言ってるんだ…?

と思うわけです。
建物のプロでもない人がそう簡単に断言できるはず無いと思うわけです。

 

私の経験上、過去に保険の担当者で、

とりあえず経年劣化と説明してしまおう

言う悪い人間も居ました。

しかし、改めて自然災害の証拠を集め直して再申請することで給付金が貰えた、という経験が何度もあります

もし今、審査結果に不満があるという方はすぐに諦めないで下さい!

 

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ポイント③ 下請けの調査員は本当に中立の立場なのか?

最近では火災保険会社に給付金の申請を行うと

実際に被害のある箇所(現地)を見させてほしい

と言われる事があります。
そして実際の現地調査には下請けの調査員の方が来ることが多いです。

 

こういった調査員・調査会社に人は、保険会社に人間よりは不動産の被害について知識があるのは確かです。

しかし、そもそも火災保険会社の下請けの人間ですよね。
本当に中立な立場なのでしょうか?

 

もちろん中立ではないという事は断言できませんが、保険会社から委託費用を貰ってきているわけですから。
同じく中立であるという事は言えないのです。

 

ポイント④ 火災保険会社は給付金を支払わない方が良いに決まっている

火災保険会社の多くは株式会社などの営利法人です。
営利法人とは商売の中で利益を得て、その中から従業員等が給料を貰うわけです。

火災保険会社が給付金を支払うという事は、その利益を減らすという事です。
それであれば当然支払わないに越したことがないですよね。

 

皆さんに質問ですが、

火災保険会社がわざわざ連絡してきてくれて、火災保険が火事以外にも利用できると教えてくれた!
そのおかげで給付金がしっかり降りた!!

という人は居ますか?

 

ほとんどいないですよね。

もしかしたら代理店の方と仲が良くて教わったという方も居るかもしれません。
しかし、圧倒的にネットや知人からの口コミで知ったという方が多いはずです。

 

火災保険会社からすれば給付金は支払わない方が好都合、という事を覚えておいてください。

 

ポイント⑤ 保険会社も不適切な不払いで行政処分を受けている

保険の事は、保険会社に任せておけば安心!

このように考えている方が日本にはなぜか多いです…。

 

しかし実際にはそんなことは全くありません
むしろその反対と言える歴史もあります。

 

過去に何度か、大手損害保険会社が保険の不適切な不払いを行ったとして問題になっていますし、行政処分になった保険会社もたくさんあります。

損害保険会社10社に対する行政処分について(外部リンク)

 

この問題は第三分野の保険ですが、他にも訴訟を起こされたり弁護士案件になった事案は無数に存在しているのが実情です。

ここで言えることは、保険会社だから安心という事は一切ないという事です。

 

火災保険の給付金はしっかり主張して勝ち取らないといけない

あれこれ言いましたがつまり何が言いたいかと言うと、保険会社の言う事を鵜呑みにしてしまうのは危険ということです。

 

火災保険の給付金はしっかりと主張・正しく交渉して初めて勝ち取れるものなんです。

なんとなく申請したら給付金が満額降りた

なんて簡単にはいきません。

特に最近では火災保険申請を悪用する訪問販売業者などもいて、火災保険会社の審査も一層厳しくなってきています。

 

火災保険の申請をしたが、経年劣化と言われて給付金がしっかり降りなかった

と納得がいかない方がいたら、もう一度火災保険の申請のやり方について見直しましょう。

 

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結果に納得いかない方が火災保険をしっかり受け取るための方法

ではここからは実際に一度火災保険会社から給付金が出ないと言われたが納得できない方がどうするべきか、いくつかご説明します。

 

①再審査の依頼をする

火災保険申請は保険会社の判断に顧客が納得しない場合に、再審査を行わないといけない決まりになっています。
そのため、一度結果を伝えられても納得できない場合は再審査を依頼しましょう。

 

しかし、ただ再審査の依頼をしても同じ結果になってしまう場合が多いです。

じゃあ、どうすればいいんだろう?

 

~しっかりとした理屈と根拠を集める~

 

ただ感情的に納得いかないことを伝えるのではなく、しっかりとした証拠と理屈(論拠)を集めて主張する事が大切です。

 

火災保険会社の担当者も申請の対応は慣れています。
その為、よく分からない専門用語でそれらしい理屈を並べて申請を否認しようとすることがあります。

しかし、はっきり言って経験上この理屈は根拠が乏しかったり、筋が通っていない事が多いです。

 

保険会社の曖昧な判断基準に対して、しっかり筋の通った証拠と理屈(論拠)で主張する事で有利に交渉を進めることができます。

 

②火災保険の申請サポートを利用する

もし証拠と理屈(論拠)を集めることや、交渉に限界を感じたら。
そんな時は無理せず申請サポートなどのサービスを利用した方が良いです。

 

申請サポートのサービスは見積もりなどの書類を作成する以外に、

  • 自然災害の被害の証拠を集める
  • 保険の約款にのっとった主張をアドバイスする
  • 保険会社の理屈の矛盾や、違和感を洗い出す

など、交渉を有利に進めるためのサポートを行ってくれます。

 

しかし無料ではありません。サポート費用は給付金額の30~45%が業界の平均です。

給付金が0円の場合はサポート費用も0円ですが、決して安くない金額ですよね。
ただ、もちろんその分の専門的なサポートが出来ます

 

少ない金額で泣き寝入りするよりはよっぽど良い

と考えられるならぜひ利用しましょう。

 

【おうちのお悩みドロボーは税込30%の火災保険サポート!】

おうちのお悩みドロボーはリフォーム会社で、さらにFP(保険のプロ)が在籍しています!
その為、不動産の面からも保険の面からも包括的に火災保険サポートが可能です!

 

サポート料は給付金が降りた場合に、その給付金の30%(税込)を頂いています。
業界でも低価格の水準なので、お困りの方は一度ご相談ください。

 

 

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③損保ADRセンターに相談(不服申立制度を利用)

一般社団法人 日本損害保険協会 より引用

損害ADRセンターは保険会社の間に入ってトラブルを解決してくれる機関です。
専門の知識や経験を有する紛争解決委員(弁護士など)がアドバイスをくれます。

しかも基本的には無料で利用可能なので、利用者にとって非常にありがたい存在です。

 

しかし、損害ADRセンターはお客様の味方になって証拠と理屈(論拠)を集めてくれる機関ではありません。
自分のことは自分で行う必要があります

さらに、損害ADRセンターの対応は最大で4ヶ月ほど時間がかかる上に、意見聴取などが発生する可能性があり、かなり手間と労力がかかります。

 

一人で全て対応できる自信がない

という方は、申請サポートも併せて利用することがオススメです。

 

④弁護士を雇い裁判をする

どうしても納得いかない結果が出ない場合は弁護士を立てて裁判を起こす、という方法が最終手段でしょう。
しかし、ここまで来るとかなりの労力を使いますし、費用と時間も発生してしまいます。

 

保険会社側もわざと時間をかけてお客様のやる気を削ぐようなやり方をしてくる事もあるので、

もう面倒だしいいや…

という形で諦めてしまう事がほとんど。
最後までとことんやる!という人は非常に少ないです…。

 

まとめ

最後に今日の内容を箇条書きにしてまとめてみました。
火災保険申請したが経年劣化の可能性がある、という場合の対応に役立てて下さい。

 

この記事のまとめ

  • 経年劣化に火災保険は利用できない
  • 保険給付が降りなかった場合はすぐ納得せず、本当に経年劣化なのかしっかり確認する
  • 火災保険はしっかり証拠を集めて主張しないと下りないことが多い

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
おうちのお悩みドロボー 代表
村松

国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!

不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。

その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!

現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ

屋根・外壁・雨漏り修理や火災保険の申請をご検討の方は
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TEL:0800-805-1432(フリーダイヤル)

 

 

 

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