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火災保険で屋根修理できる?カバー工法と葺き替え工事の違い
火災保険を利用して屋根カバー工事や葺き替え工事が出来ないかなあ
このように考える方はとても多いです。確かに屋根工事は非常に高額ですから、火災保険等で工事ができれば非常に助かりますよね。
結論から申し上げますと、屋根カバー工法は火災保険が利用できない可能性が高いです。
しかし、屋根葺き替え工事は火災保険が利用できる可能性があります。
この二つ、どちらも高額な屋根修理ですがいったい何が違うのでしょうか。詳しく確認してみましょう!
屋根のカバー工法は火災保険が下りない可能性が高い
まず火災保険というものは自然災害などによって被害を受けた場合にその補償を行う損害保険です。
ですので屋根に被害を受けた場合、火災保険で下りる給付金は対象となる物が被害を受ける前の状態に戻す費用であることが原則です。
さて、屋根カバー工法とは既存の屋根の上に新しい屋根材を被せる(カバーする)工事になります。
屋根カバー工法では明らかに被害を受ける前の状態には戻っていません。
このような理由から、屋根が破損した際に火災保険でカバー工法の費用が下りるとは考えにくいのです。
屋根の葺き替え工事は火災保険が下りる可能性がある!
カバー工法に対して、葺き替え工事とは壊れた屋根を全て撤去して新しい屋根材を葺く(設置する)工事です。
たとえば屋根が台風で壊れたとして、屋根葺き替え工事を行えば壊れる前の状態に戻すことができます。
つまり、屋根の葺き替え工事は火災保険で給付金が下りる可能性があるという訳です!
屋根葺き替え工事が必要と認められ、その給付金でカバー工法を行うのはあり
もし屋根に被害を受けて、保険会社から
この被害は葺き替え工事が必要だ
と判断されたとします。
この時に屋根葺き替え工事の給付金を利用して屋根のカバー工法を行うことは可能です。
火災保険で屋根葺き替え工事ではなくカバー工法を選ぶメリットとデメリットは下記です。
メリット | デメリット |
---|---|
・解体費用分の工事費が浮く(手元に残る) ・屋根が2重になるので遮熱効果や遮音効果の向上が期待できる | ・屋根が新しい屋根の分重くなる(耐震性能に若干影響) ・下地の補修ができないので雨漏りした際に原因を発見しにくい ・次回屋根修理の際にはカバー工事は選べないので、解体費用が余計にかかる |
もし火災保険で給付金が下りる場合は、屋根葺き替え工事にするかカバー工法にするか、メリットとデメリットを考えて選択するといいでしょう。
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火災保険を利用して屋根の葺き替え工事を行う条件
火災保険で屋根の葺き替えができるんですか!
とすぐに火災保険申請の準備をしている方はちょっと待ってください。
当然火災保険を使って屋根の葺き替え工事をするには条件があります。
ここからは火災保険で屋根の葺き替え工事をするための条件について解説していきます。
①屋根に自然災害等によって被害を受けている
先ほども軽く説明しましたが、火災保険は自然災害等によって被害を受けた場合に利用できる損害保険です。
そのため、
- 台風や竜巻などの風災の被害
- 降雹などによる雹災の被害
- 積雪や落雪などの雪災の被害
- 地震による被害
これらの自然災害等よって屋根に何かしらの損害を受けている事が条件となります。
火災保険って火事の時に利用するものじゃないの?
という方は火災保険を誤解しているかもしれません。
火事以外で利用できる災害についてはこちらでも解説しているので、興味がある方は確認してみて下さい。
②屋根の被害が大きく広範囲に渡っている
仮に屋根に被害を受けていても、その被害が小さかったり一部分にしか認められない場合は屋根の葺き替え工事の費用は火災保険ではおりないでしょう。
屋根の小さな被害・部分的な破損であれば、
この部分を直せば十分
と火災保険会社に判断されてしまいます。これは当然ですよね。
屋根葺き替え工事のような大きな工事の費用が火災保険で下りるのは、葺き替え工事が必要なくらい大きな被害を受けていると判断された場合のみです。
小さな被害・部分的な破損は一部の修理費用しか下りないので覚えておきましょう。
実際に火災保険でいくらの給付金が下りるのか
火災保険の対象になったら実際いくら下りるんだろう
もし火災保険の対象となった場合、その工事に必要となる費用は全額火災保険で補償されます。
下記に屋根修理の際に発生する費用を一覧にしてみました。
屋根工事の種類 | 工事費用の相場 |
---|---|
屋根葺き替え工事 | 150万円~250万円 |
屋根カバー工法(重ね葺き) | 100万円~200万円 |
瓦屋根葺き直し工事 | 70万円~130万円 |
屋根材の一部差し換え(交換) | 3万円~10万円 |
棟板金交換工事 | 10万円~40万円 |
棟瓦積み直し工事 | 15万円~50万円 |
漆喰詰め直し工事 | 5万円~30万円 |
屋根修理費用の全額が補償されるという事は、つまりもし火災保険を申請して、
たしかにこの被害は修理するのに200万円の葺き替え工事が必要だ
と判断された場合には200万円全額がでるので、自己負担なく屋根修理ができるわけです。
こういった制度は知らないと損してしまう者ばかりです。
まず今日は大前提として「火災保険で屋根修理ができる可能性がある」という事を覚えておきましょう。
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足場代も含めて屋根修理費用全額が火災保険の補償対象
屋根修理費用全額が火災保険の対象です。
つまり足場仮設に掛かる費用も保険で支給されます!
屋根修理用の足場はそれを準備するだけでも15万円~25万円は掛かります。
この費用も実費で払わずに屋根修理ができるわけですから、いざという時にとても安心ですよね。
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屋根が破損した際に併せて確認しておきたい箇所
屋根に葺き替え工事が必要なほど大きな自然災害を受けている場合、建物の他の箇所にも一緒に被害を受けている可能性が高いです。
ここからは屋根の火災保険申請を行う際に併せて確認しておきたい箇所について解説します。
棟(棟板金)
スレート屋根に被害を受けていた際に真っ先に確認するべきは棟板金です。
棟板金は屋根の頂の部分(頂点)から雨などが侵入しないように設置する金属で、ここも風災などの影響を非常に受けやすいです。
- 棟板金の浮き
- 棟板金のゆがみ
などは外部的な要因が原因である可能性があるので、被害がある場合は併せて火災保険の申請をしましょう。
雨樋(雨どい)
スレート屋根に被害を受けている場合は雨樋も一緒に確認してください。
雨樋はプラスチックでできている事が多く、スレート屋根より柔軟性がありますが脆いです。
- 雨樋のゆがみ
- 雨樋の割れ、欠け
- 雨樋の脱落
これらは風災や雹災による被害の可能性がありますので、よく確認しましょう。
外壁
建物の外部で屋根よりも面積が広いのが外壁です。
面積が大きい分、強風で物が飛んできた場合や雹が当たる可能性が高いです。また、地震によって外壁がひび割れている事も多いです。
- 外壁の凹みや欠け
- 外壁のひび割れ
- 外壁の浮き(隙間)
このような被害が確認できた場合は火災保険の申請を行ってみましょう。
カーポート
知らない方が多いのですが、実はカーポートは火災保険の対象です。
家財保険には入っていないんだけど
という方がたまにいるのですが、カーポートは建物の保証範囲に含まれているので問題ありません。
- カーポートの屋根の破損
- カーポートの支柱の破損
これらも火災保険の対象になる可能性が十分にあるので、ぜひ利用してください。
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火災保険申請の手順【7ステップ!】
まずは実際の被害の場所を確認し、被害箇所の撮影をします。どこをどういった被害で申請するのか確認しましょう!
火災保険の申請書類は各保険会社によって違うので、窓口に電話をして書類を取り寄せましょう!(書類は1週間程度で到着)
火災保険の申請には見積書と被害箇所の写真の同封がほぼ必須なので、必要書類を準備しましょう!
火災保険の申請書が到着したら、記名捺印し、必要書類を同封してポストへ投函。
保険会社は言われたら即お金を払ってくれるわけではありません!保険会社立ち合いの現地調査が入る可能性があります。
(書類発送後1~2週間で連絡が入るので、日程調整を行いましょう)
現地調査後だいたい2週間くらいで結果が報告されます!
もし結果に不満がある場合は再調査を依頼することも可能です。
審査結果に納得できればその後1週間ほどで入金があります!
工事予定の方はトラブルを避けるため、金額確定してから契約するようにしましょう。
火災保険の申請の流れについてはこちらでも詳しく解説しています!
火災保険を申請する際のコツについて
火災保険はただ申請すれば下りるというものではありません。
火災保険会社も給付金を払いたいわけではないので、協力してはくれません。
ですから火災保険を申請する際にはポイント・コツを抑えて手続きしないと、やり方によっては給付金が全く下りない場合もあるのです!
- 火災保険の基本的な知識を理解する
- 被害を受けたらすぐに火災保険申請する
- 被害箇所を抜け漏れなく確認する
- 保険の代理店を通さずに火災保険申請する
- 必要書類をしっかり準備する
- 火災保険会社の言う事を鵜呑みにしない
- 審査結果に納得できない場合は再調査・再審査を行ってもらう
- 火災保険申請サポートを利用する
火災保険申請のコツについてはこちらでも解説しているので、参考にしてください。
屋根の火災保険申請で気を付けるべきこと
ここからは屋根の損害を火災保険申請する際に気を付けるべき事についてご説明していきます。
パミール屋根(ノンアスベスト屋根材)は火災保険が通らない?
屋根材の中にはパミール屋根のようなそもそもの屋根材の性能に問題があったのではないかと言われているものがあります。
特にアスベストが禁止され始めたころに販売されていた屋根材(1996年から2008年ごろ販売)は現在でも問題がある屋根として広く認識されています。
こういった屋根材は自然災害とは関係なく酷く劣化している場合があり、火災保険申請も通らない可能性があるので注意が必要です。
悪徳訪問業者に注意!
ちょっと信じられないかもしれませんが、訪問業者の中にはわざと屋根を破壊して保険申請を行うよう誘導してくる悪徳訪問業者が存在します!
近くにハシゴあるんで、無料で点検しますよ!
なんて言われても絶対に屋根の上に登らせないよう注意してください。
もしわざと屋根を壊して火災保険申請すれば詐欺行為に該当しますし、最悪の場合は詐欺に加担したと思われてトラブルに発展します。
屋根も壊されてしまいますし、良い事がありません。要注意です!
点検商法のトラブル 屋根修理の訪問業者や点検商法はほとんどが違法悪徳業者! すいませ~ん。近くで工事してて、親方に言われて来たんですけど、屋根が剥がれてて危ないですよ。 このよ...
素人が屋根の上に乗るのは絶対にやめよう!
火災保険申請の際には被害を受けた箇所の写真の提出が必須になります。
自分で火災保険申請をしたい
という場合でも屋根の上に登って写真を撮るのは危険です。絶対にやめましょう。
屋根の上は苔が生えていたり、塗装が劣化していて非常に滑りやすくなっている事が多いです。もちろん落ちれば大事故。
熟練の職人でも足場無く屋根に上る事はしません!それくらい危険です。
経年劣化による修理は補償対象外
屋根の耐用年数は材料にもよりますがおよそ15~30年ほど。
もちろん塗装などのメンテナンスをこまめに行えばその分長持ちしますが、当然劣化はするものです。
そういった経年劣化による屋根の破損は、火災保険の補償の対象外となりますので気を付けて下さい!
- 屋根の割れ
- 屋根の浮き、反り
- 屋根に苔やカビ、錆が発生
経年劣化か、自然災害の被害なのか。
一般の方ではなかなか判断が付きにくいかもしれません。そんな時は是非、リフォーム会社や火災保険サポート会社に相談してみましょう。
【リフォーム会社が教える】 屋根の苔(コケ)に火災保険は利用できません。なぜでしょうか?屋根に苔や藻、カビが発生した場合にどうするべきか。また補助金やふるさと納税を利用したリフォームについて解説します。
免責金額に満たない被害は給付が下りない
火災保険で補償されないケースで意外に多いのは、火災保険の契約に免責が付いている場合です。
免責とは簡単に説明すると「この金額の被害までは自分で責任を持ちます」という特約の事。
免責を付けている場合は「3万円」「10万円」「20万円」の3つの金額が多いです。
免責を付けるとその分保険料は安くなりますが、いざという時に給付が降りない場合もあるのでよく検討しましょう。
被害の発生から3年以上経過していると時効になる
火災保険の申請には時効が存在します。火災保険の時効は被害を受けてから3年間です。
とはいえ例外もありますのでもしも、
自宅に被害はあるけど、被害を受けてから3年以上たってるかも…
という方は、すぐ諦めずに一度リフォーム会社や火災保険サポート会社に相談してみて下さい。
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火災保険を利用した屋根修理は総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーにご相談ください
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーはFPが在籍するリフォーム会社です。
そのため
火災保険を利用してリフォームをしたい
というお客様の希望を一社で叶えることができます。
経験豊富な職人が在籍しているのはもちろん、施工保証も100%発行していますのでご安心ください。
ご相談や現地調査は無料なのでお気軽にお問合せ下さい!
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この記事を書いた人
FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ