火災保険でどこまで補償される?建物・家財の対象箇所一覧【まとめ】

 

 

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火災保険の補償範囲には「建物」と「家財」の2種類ある

 

火災保険に加入している方はとても多く、その加入率は8割以上と言われています。

 

しかし火災保険の補償対象は非常に細かく多岐にわたるため、保険加入者のほとんどが

火災保険ってどこまで補償されるの?

という状態です。

 

火災保険の補償対象は大きく分けて2種類あります。

それは建物家財です。

 

しかしこの建物と家財という範囲がそれぞれ厄介で、

えっ?この部分は建物に含まれるの??
えっ?!この部分は家財に含まれるの?!

となる事が多いのです!

 

そこで今回は、

  • 火災保険の補償対象
  • 建物と家財がそれぞれどこを補償してくれるのか

について一覧にしてまとめました!

 

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火災保険の補償対象【建物と家財】

 

火災保険の「建物」の補償に含まれる家の外側の箇所一覧

 

最初に、火災保険の建物の補償に含まれる家の外側にある箇所から見ていきましょう。

 

<1.屋根>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災5万円~250万円

 

建物の上部を覆い、自然災害から守ってくれる重要な役割を持つ屋根は、火災保険の補償対象です!

屋根の被害は下から見えないことが多く、被害の発見が遅れやすいです。

大きな台風や大雪のあとにはリフォーム会社や家を建てたときのハウスメーカーにお願いし、建物調査を行って状態を確認することをオススメします!

 

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<2.棟板金>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災5万円~50万円

 

屋根の頂点や山の部分から雨風が侵入しないために取り付けられる棟板金は、火災保険の補償対象です!

棟板金が破損すると雨漏り被害につながりやすいため、早急に修理を行わなくてはいけません。

また、棟板金に被害があるときは屋根に被害がある場合が多いので、併せてチェックしましょう。

 

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<3.外壁>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災・水災・地震5万円~250万円

 

建物の側面を覆い、屋根同様に建物を自然災害から守る重要な役割を持つ外壁は、火災保険の補償対象です!

外壁は面積も広くあらゆる災害の影響を受けやすいです。

また、面積が広い分修理の際の費用も高額になりやすいので、塗装など定期的なメンテナンスを行うことをオススメします。

 

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<4.雨樋(軒樋・竪樋)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災5万円~50万円

 

屋根やベランダ等に降った雨を建物の外に排出する役割を持つ雨樋は、火災保険の補償対象です!

雨樋修理の際、材料自体は屋根や外壁ほど高くないのですが、足場を架ける必要があり高額になる傾向があります。

歪んでいたり割れている場合は補償される可能性があるので、一度火災保険の給付金請求をしてみましょう。

 

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<5.コーキング(シーリング)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・地震5万円~60万円

 

コーキングは外壁のつなぎ目や、サッシ周りに充填し気密性・防水性を高めるもので、コーキングも火災保険の補償対象となります!

しかしコーキングは経年劣化しやすくひび割れたりすり減りやすい箇所でもあります。

被害がある場合はその原因が火災保険の対象になるかよく確認しましょう。

 

<6.軒天>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災3万円~20万円

 

軒天は屋根の先端(軒)の天井に位置する部分の事で、軒天も火災保険の補償対象です!

この部分の被害はほとんどが強風に起因するもので、台風や竜巻の影響で穴が開いたり剥がれてしまう事があります。

 

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<7.破風板>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雹災3万円~20万円

 

破風板とは破風(屋根の妻側の端)に取り付けられる板の事で、破風板も火災保険の補償対象となります!

建物の側面に位置するので風や雹の影響を受けやすく、割れたり欠けることがあるので、そのような場合には火災保険を申請しましょう。

 

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<8.基礎(コンクリート)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物地震1万円~20万円

 

家の基礎は建物を支える重要な構造物で、基礎も火災保険の補償対象です!

基礎にひび割れ(クラック)が発生していることがありますが、その多くは地震が原因となっています。

しかし、幅1ミリ程度の小さなひび割れは経年劣化の可能性もあり、火災保険申請の際には注意が必要です。

 

<9.浄化槽(ブロアー)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物水災・落雷・地震5万円~30万円

 

住んでいる地域によっては下水道ではなく、建物内の汚水を浄化するための浄化槽が設置されていることがありますが、浄化槽は火災保険の補償対象です!

浄化槽が故障するとすぐ修理が必要になるため火災保険の給付を待つ時間がない場合が多いです。

しかし、火災保険は修理をした後からでも申請が可能なので覚えておきましょう!

 

<10.エコキュートや給湯器>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・水災・落雷3万円~50万円

 

エコキュートや給湯器と聞くと「家財」の補償だと考えてしまう方がいるのですが、実はエコキュート・給湯器はともに建物の補償に含まれており、火災保険の補償対象です!

建物の外側にある分自然災害の被害を受けやすいので、万が一の場合のために火災保険が利用できることを覚えておきましょう。

 

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<11.アンテナ>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災・落雷2万円~15万円

 

これもよく誤解されるのですが、屋根や外壁やベランダ等に設置されるアンテナ類は建物の補償に含まれており、火災保険の補償対象となります!

テレビが急に映らなくなった場合はアンテナの被害であることが多いので、火災保険の申請の準備をしましょう。

 

<12.ソーラーパネル(太陽光発電)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災・落雷5万円~100万円

 

最近注目を浴びているソーラーパネルも火災保険の補償対象となっています!

しかし注意しなくてはいけないのが、火災保険加入後に設置したソーラーパネルは補償がされない可能性があるという点です。

新たにソーラーパネルを設置する場合は火災保険の見直しが必要になるので覚えておきましょう。

 

<13.カーポートや駐車場>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災・落雷・地震5万円~50万円

 

これもよく誤解されますがカーポートや駐車場は火災保険の建物の補償に含まれており、敷地内に設置したカーポートや駐車場も火災保険の補償対象となります!

こちらも注意してほしいのは、火災保険加入後に設置したカーポートや駐車場は補償がされない可能性があるという点です。

設置後は火災保険の見直しを行ってください。

 

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<14.物置小屋や倉庫>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災・水災・地震3万円~30万円

 

物置小屋や倉庫は用途や設置方法によっても異なりますが、火災保険の建物の補償に含まれている事が多く、火災保険の補償対象です!

事業で利用する場合には別途事業用の火災保険に加入している必要があるのでご注意ください。

 

<15.玄関アプローチ>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雹災・地震3万円~30万円

 

玄関に繋がるアプローチ(階段やスロープ等含む)は火災保険の補償対象です!

ただし、アプローチ部分を日々利用することで発生したひび割れ等は補償の適用外です。

台風や地震などの、突発的な災害による被害が補償対象となります。

 

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火災保険の「建物」の補償に含まれる家の中の箇所一覧

 

では次に、火災保険の建物の補償に含まれる家の中の箇所を見ていきましょう。

 

<16.内壁・クロス>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物汚損破損・水災・水漏れ・地震1万円~20万円

 

内壁やクロスも火災保険の補償対象となります!

特に多い被害は壁の穴クロスの傷など。

これらは1~3万円程度と比較的少額で修理できますが、火災保険は給付されても保険料が上がったりしないので、しっかり給付機申請しましょう。

 

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<17.床(フローリング・畳・クッションフロア等)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物汚損破損・水災・水漏れ1万円~35万円

 

フローリングや畳やクッションフロア等の床は火災保険の建物の補償範囲に含まれており、火災保険の補償対象となっています!

畳やクッションフロアは一箇所数千円で交換もできますが、フローリングに被害があった場合は部分的な張り替えは難しく全交換が必要になることが多いです。

修理費用も高額になるので、火災保険が利用できることを覚えておきましょう!

 

<18.扉(ドア・ふすま・障子等)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物水災・汚損破損・水漏れ・地震1万円~25万円

 

ドア・ふすま・障子などの扉類も火災保険の補償対象となります!

もちろん玄関ドアも扉なので補償対象ですし、玄関ドアに設置してある鍵やドアクローザーも火災保険の補償対象です。

知らない人が多いので覚えておいてください!

 

<19.窓ガラス・窓枠>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災・汚損破損・地震5千円~15万円

 

窓枠はもちろん、窓ガラスも火災保険の建物の補償に含まれており、窓ガラス・窓枠ともに火災保険の補償対象となっています!

窓ガラスは子どもが誤って割ってしまった場合でも火災保険が適用できる可能性があるので、修理の際は必ず確認してください。

 

<20.キッチンやコンロ>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物火災・落雷・水漏れ1万円~15万円

 

キッチンやコンロは家財ではなく建物の補償に含まれており、火災保険の補償対象となります!

キッチンで一番多い事故はやはり火事ですね。火災保険の火災補償は小火(ボヤ・小さな火事)であっても給付金が下ります。

そのため小さな事故でも被害が出た場合は火災保険申請を行ってください。

 

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<21.お風呂や浴室乾燥機>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物落雷・汚損破損3万円~50万円

 

お風呂やそこに取り付けてある浴室乾燥機も火災保険の補償対象となります!

ちなみにお湯が出なくなった場合はお風呂ではなく給湯器やエコキュートの被害です。火災保険の申請をする際は間違えないよう適切に行ってください。

 

<22.洗面台>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物汚損破損・水漏れ1万円~15万円

 

洗面台も火災保険の建物の補償に含まれており、火災保険の補償対象となります!

洗面台は特にアイロンやドライヤーなどを落としたりすることで故障する事が多いです。

毎日利用する場所でもあるので是非火災保険が利用できることを覚えておきましょう。

 

<23.トイレ(便器)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物汚損破損・水漏れ1万円~15万円

 

トイレはもちろん火災保険の補償対象となります!

ただし、トイレに付随するウォシュレットは建物に該当する場合と家財に該当する場合で分かれます。

そのため事前に加入している火災保険の補償内容を確認しておくと良いでしょう。

 

<24.エアコン(室外機含む)>

補償範囲被害が出やすい災害修理に掛かる費用目安
建物風災・雪災・雹災・落雷・水漏れ・地震1万円~25万円

 

これもよく誤解されるのですがエアコン(室外機含む)は火災保険の建物の補償に含まれており、火災保険の補償対象となります!

家の外にある室外機やダクトに被害を受けることが多いので、定期的に被害が無いか確認してみて下さい。

 

火災保険の「家財」の補償に含まれる箇所一覧

 

ここからは建物ではなく、家財の補償範囲に含まれる箇所について見ていきましょう。

 

ちなみに家を購入する時のローン審査に必要な火災保険は建物の補償が付いていれば問題がなく、家財保険が付いていない事が多いです。

そのため、

家財の補償もした方が良いのかも

という方は、別途家財保険に加入してください!

 

<25.テレビや冷蔵庫などの電化製品>

補償範囲被害が出やすい災害再取得に掛かる費用目安
家財火災・落雷・汚損破損・水漏れ・地震1万円~20万円

 

建物にあるテレビや冷蔵庫など、電化製品全般は火災保険の家財の補償範囲で、火災保険の補償対象となります!

電化製品といっても多岐に渡るので、ここに載っていないものでも故障した場合は火災保険が利用できるか確認してみてください。

ちなみにテレビなど落雷での完全な故障はもちろん、画面にヒビが入った程度でも補償対象となるので覚えておきましょう!

 

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<26.本棚やタンス>

補償範囲被害が出やすい災害再取得に掛かる費用目安
家財水災・汚損破損・水漏れ・地震5千円~10万円

 

本棚やタンスも火災保険の補償対象となります!

またその中に入っている洋服などの動産も併せて補償対象となる可能性があるので、水漏れや床上浸水で被害を受けた際はすべてしっかり申請手続きしましょう。

 

<27.食器類>

補償範囲被害が出やすい災害再取得に掛かる費用目安
家財汚損破損・地震5千円~10万円

 

食器類も火災保険の補償対象となります!

一点ではそんなに大きな被害では無いですが、地震などで複数枚割れてしまった場合や食器棚ごと倒れてしまった場合などに利用できるます。

 

<28.宝石や貴金属類>

補償範囲被害が出やすい災害再取得に掛かる費用目安
家財汚損破損・盗難1万円~500万円

 

宝石や貴金属類も火災保険の補償対象となります!

ただし注意しなくてはいけないのが、宝石などの再取得価格が30万円を超えるような高額貴金属等は事前に保険会社に申告し、明記物件として登録しなくては補償が受けられません。

保険加入の際にはよく確認してください。

 

高額貴金属等の例

  • 宝石や貴金属類
  • 絵画などの美術品
  • 壺などの骨とう品
  • 書籍

など

 

<29.自転車や原付バイク>

補償範囲被害が出やすい災害再取得に掛かる費用目安
家財風災・雪災・水災・盗難1万円~15万円

 

知らない人が意外と多いのですが、自転車や原付きバイクなど(排気量125cc以下のバイク)は家財保険の補償範囲に含まれており、火災保険の補償対象となります!

また電動自転車のバッテリーやタイヤなど、パーツ単位でも補償されるので覚えておきましょう!

 

 

水道管の故障は火災保険で補償されない?【水道管凍結修理費用保険について】

 

あれ?最後まで見たのに水道管の説明が無かったぞ

と感じた方も居るかもしれません。

実は、基本的に水道管は火災保険の補償対象外となっているんです!

これは水道管の多くは建物内部や地面に埋まっており、故障した場合に老朽化によるものかその他の災害によるものか判断が付かないためです。

 

しかし例外があります。それは水道管が冬季に凍ってしまい破裂や故障に繋がった場合。

これは水道管凍結修理費用保険という特約に加入していると火災保険で補償されます!

 

要チェック!

ちなみに、水道管が故障した際の修理費用は火災保険で補償されません。
しかし水道管が壊れ漏水し、それによって被害を受けた他の箇所は水漏れの補償対象になります!

 

ノートパソコンやスマホは保険により対象外になることも

 

先ほど家財補償のところで電化製品は補償対象になると説明しました。

デスクトップパソコンは補償対象になるのですが、保険会社や保険商品よってはノートパソコン・スマートフォン・タブレット(iPad)などが補償対象外になっている場合があります。

 

仕事柄、ノートパソコンやタブレットをよく使用するので、補償されないと困るなぁ

という方は事前に補償範囲を確認しておきましょう!

 

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賃貸住宅の火災保険は家財補償のみ

 

賃貸住宅に住んでいる方が入る火災保険は、建物の補償が付いていません。

電化製品や服や棚などの家財のみの補償となっています。

これは賃貸物件の所有者は大家さんであり、建物の補償は大家さんが加入するべきものだからです。

 

 

しかし、賃貸に住んでいても建物部分に損害が出るケースはあります。

  • 自然災害等の不可抗力による建物の被害…台風で屋根が飛んで行った、地震で家が傾いた
  • 入居者の故意・過失による建物の被害…壁に穴を開けた、建具を壊してしまった、不注意で火事を起こしたなど

 

①については当然所有者が負担しなくてはいけないので、賃貸の入居者はお金を払う必要も火災保険を使って修理する必要もありません。

 

しかし②の場合は入居者に責任が生じます。

具体的には退去時に原状回復費用として、修繕費を大家さんに支払わなくてはいけません。

 

賃貸の借家人賠償責任補償特約について

 

不注意で火事を起こし、部屋を燃やしてしまった…

こういうケースでは先ほどのとおり入居者が大家さんに修繕費用を支払わなくてはいけません。

しかし、急に高額な修理費が必要になっても支払えないという方も居ます。

 

そういった場合に利用するのが賃貸用の火災保険の借家人賠償特約です!

借家人賠償責任補償特約とは

借家人(家を借りている人)が物件所有者に対して負った損害賠償責任を補償するための特約。

 

大家さんも慈善事業で家を貸しているわけではないので、万が一の時に

損害賠償金(修繕費など)の回収ができない!

という事にならないよう、入居時に火災保険に加入することが必須になっているんですね。

 

ちなみに、いくら借家人賠償責任補償特約でも故意に建物を破損させた場合の補償はしてくれません。

特に最近流行りのDIYを賃貸物件で行う際は要注意です!

 

建物の補償範囲か家財の補償範囲か、見分けるコツ!

 

火災保険の対象箇所は上記のもの以外にもたくさんあり、あまりに多すぎて

建物の範囲か家財の範囲か、全部覚えておけない

となるのが普通です。

 

しかし!実は建物の補償範囲か家財の補償範囲かを簡易的に判断するコツがあります!

それは、賃貸物件を借りたときに最初からあるものは建物。無いものは家財という考え方です。

 

たとえば水回りや壁、床、窓ガラス、給湯器などは当然賃貸物件に最初から設置してあるので建物の範囲になります。

反対に入居後に設置するテレビや冷蔵庫、電球、棚、机などは家財の範囲、という具合です。

 

かなりざっくりで全てこれに該当しているわけではないですが、一つの簡易的な参考として覚えておくと便利です!

 

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火災保険で補償される自然災害などの被害原因について

 

火災保険は対象になる被害で受けた対象になる箇所の損害に給付金が支払われます。

つまり「被害箇所」×「被害原因」の二つが必要になります。

ここで少し被害原因についてもお話しておきます。

 

火災保険は火事の保険でしょう?

と考えている人が非常に多いのですが、これは誤解です。

 

火災保険は住宅総合保険とも言い、建物にかかわる様々な被害を補償する包括的な保険になっています。

 

火災保険で補償される被害の例

  • 火事や小火などの火災
  • 台風や強風などの風災
  • 雹災
  • 大雪や雪崩などの雪災
  • 浸水や土砂崩れなどの水災
  • 水濡れ
  • 汚損破損
  • 爆発や破裂
  • 盗難

 

火事以外に火災保険で補償される被害について詳しく調べたい方はこちらのお話を参考にしてください。

火災保険は火事以外でも利用できる!<br>補償範囲の一覧【まとめ】

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地震や津波や噴火は地震保険の補償対象となる

 

地震地震による津波噴火は火災保険ではなく、地震保険の補償対象となります!

 

地震保険は

地震保険とは

地震保険は、「地震保険に関する法律」に基づき、政府と損害保険会社が共同で運営する公共性の高い保険です。
地震保険では、大地震による巨額の保険金の支払いに備えて政府がバックアップしています。

一般社団法人日本損害保険協会-地震保険より

 

政府が補償を半分負担している事や、給付金ではなく見舞金が支給される事などが火災保険とは大きく異なります。

 

しかし地震保険は単体では加入できず、必ず火災保険に加入していなくては補償を付けられません。

そのため位置付けとしては火災保険の特約のようなものになります。

 

火災保険に「雨漏り」という補償はない

 

屋根から雨漏りがする!
火災保険を使って直したい!

このような相談を受けることがありますが、火災保険に雨漏りという補償はありません。

 

雨漏りは被害原因ではなく、被害を受けた後の状態を表します。

つまり雨漏りの原因が何か別にあるわけです。

 

その原因が風災などの火災保険で補償されるものであれば火災保険で雨漏りを修理できます。

そのため、雨漏りが発生したときはその原因が何かをハッキリさせて火災保険申請する必要があるのです。

 

とはいえ、

雨漏りの原因なんて、そんなのプロじゃないと分からない…

と思うのが普通です。

このような場合は火災保険サポートを利用して火災保険が利用できるかどうか判断してもらった方が良いでしょう!

 

火災保険が下りない場合について

 

ここまで火災保険が下りるケースについて説明しましたが、ここからは火災保険が下りないケースについて説明していきます。

 

経年劣化による故障や損害

 

あるものを長く使用すると時間とともにその品質が劣化していきます。

これを経年劣化といいますが、経年劣化による故障や損害については火災保険の対象外です。

 

しかし故障が本当に経年劣化によるものか、災害によるものかはプロでも間違えるほど判断が難しいです。

 

そのため火災保険を申請した際に、

経年劣化と言われて給付金が下りなかったが、納得いかない

という場合は、再度現地調査してもらうなどしてすぐに諦めないようにしましょう!

 

経年劣化は火災保険の対象外?<br>おりない場合の対処方法【納得いかない!】

経年劣化なので保険金が出ないと言われた!本当に経年劣化は火災保険の対象外なのか?経年劣化と言われた時の対処法や、火災保険の考え方について解説します。

 

免責金額以下の故障や損害

 

火災保険の契約によっては免責金額が付いている場合があります。

免責金額とは、

この金額までは自分で負担します!

という、自己負担金額の事です!

 

免責金額は「3万円」「5万円」「20万円」という金額で付くことが多いです。

免責が付いていると保険料は安くなりますが、いざという時に補償がされない可能性が上がります。

よく検討して付けるかどうか判断しましょう。

 

被害の発生から3年以上経過している【時効】

 

火災保険には時効があります。

火災保険の時効は被害の発生から3年です。

 

時効を迎えてしまうと火災保険の申請ができなくなってしまうので、

あの被害、しばらく前のだったなあ

と、過去の被害に覚えがある方は早めに火災保険申請をするようにしましょう!

 

なぜ火災保険請求に時効があるの?時効の例外について【リフォーム会社が教える】

火災保険請求には時効があります!これは保険法で定められており、期間は3年間。しかし、例外もあるのをご存じでしょうか?時効や過去の被害を遡って申請する方法につい…

 

故意や重大な過失による故障や損害

 

当然ではありますが、わざと壊したり重過失によって発生した故障は火災保険では補償されません。

 

世の中には、

わざと建物を壊して、沢山給付金を受け取りましょう

と、そそのかしてくるような悪質な業者もいますが、これは完全に犯罪です。

加担してしまうと皆さんまで罰せられる可能性があるので、業者選びは慎重に行ってください。

 

実際に被害に遭った時に補償されるのか調べる方法

 

実際に被害に遭った際はまず最初に保険の証券を確認しましょう。

 

保険の証券の中には、

  • 補償範囲
  • 補償される災害
  • 保険金額
  • 保険加入期間
  • 免責などの特約

など、保険申請に必要な情報が全て記載されています。

 

また、保険がない場合でも定期的に送られてくる補償内容の確認の手紙などがあれば、そちらでも確認することは可能です。

 

火災保険の証券を紛失した場合は再発行が可能

 

火災保険の証券が見当たらない、紛失したかも

という場合でも保険証券は再発行が可能なのでご安心ください!

 

保険会社に連絡をして保険証券を再発行したい旨を伝えると、1~2週間程度で郵送してもらえます。

また、再発行手数料などもかからない事がほとんどなのでご安心ください。

 

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火災保険の申請手順について

 

もしかしたらうちも火災保険の対象になるかもしれない

という方は、早めに火災保険申請手続きを行いましょう!

①被害箇所の確認(現地調査)
まずは実際の被害の場所を確認し、被害箇所の撮影をします。どこをどういった被害で申請するのか確認しましょう!
②火災保険会社への連絡・申請用紙の取り寄せ
火災保険の申請書類は各保険会社によって違うので、窓口に電話をして書類を取り寄せましょう!(書類は1週間程度で到着)
③被害復旧にかかる見積書の作成
火災保険の申請には見積書と被害箇所の写真の同封がほぼ必須なので、必要書類を準備しましょう!
④申請書へ記入捺印し、ポストへ投函
火災保険の申請書が到着したら、記名捺印し、必要書類を同封してポストへ投函。
⑤保険会社の現地調査
保険会社は言われたら即お金を払ってくれるわけではありません!保険会社立ち合いの現地調査が入る可能性があります。
(書類発送後1~2週間で連絡が入るので、日程調整を行いましょう)
⑥審査結果確定
現地調査後だいたい2週間くらいで結果が報告されます!
もし結果に不満がある場合は再調査を依頼することも可能です。
⑦給付金の入金手続き
審査結果に納得できればその後1週間ほどで入金があります!
工事予定の方はトラブルを避けるため、金額確定してから契約するようにしましょう。

 

火災保険の申請の流れについてはこちらでも詳しく解説しています!

火災保険請求の流れ!申請から支払いまでの7ステップ【リフォーム会社が教える】

    >火災保険申請サポートはFPに任せると安心!【調査完全無料】<   もくじ 火災保険の補償範囲には「建物」と「家財」の2種類ある火災保険の補償対象【建物と家財…

 

やり方が分からない場合は火災保険申請サポートがオススメ

 

  • やり方が分からない・知識がない
  • 必要な書類を準備できない
  • 火災保険申請手続きをしている余裕がない

 

このような場合には火災保険申請サポートを利用することもオススメです!

プロに依頼すると保険申請する方の味方になって必要な事をサポートしてくれるので、

自分で申請したら給付を断られたが、
サポートを利用して再申請したら給付が下りた!

という方もたくさんいます!

不安がある方は、ぜひ損をしない正しい火災保険申請をご検討ください。

 

\火災保険サポートはFPに相談すると安心!/

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
おうちのお悩みドロボー 代表
村松

国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!

不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。

その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!

現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ

屋根・外壁・雨漏り修理や火災保険の申請をご検討の方は
おうちのお悩みドロボーに相談!

お気軽にお問合せください
TEL:0800-805-1432(フリーダイヤル)

 

 

 

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