破風板って火災保険で修理できるの?【リフォーム会社が教える】

 

 

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破風板とはなにか?

破風板とは屋根の破風に取り付ける板(材料)のことです。

 

…??
破風とは?!

という方も多いですよね。

 

破風は屋根に水が流れる方向に対して垂直の面(側面の部分)を指します。
※上の画像の赤で囲っている木材の部分が破風。

この部分に使われている部材が破風板という事ですね。

 

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破風板と軒(軒天)は別の部分!

反対に屋根に水が流れる方向に対して水平方向(屋根の先端部分)は軒先鼻隠しと言います。

※上の画像の青で囲っている部分が軒先

 

建築系の専門用語は一般の方が利用しないものが多く、また一部意味合いが被っている言葉などあり、複雑ですね。

 

うちの被害は破風ではなくて、軒だった!

という方はこちらを参考にしてください!

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【結論】破風板修理・リフォームは火災保険が利用できる可能性がある!

破風板が壊れてしまったので修理しないと

と、すぐにリフォームの検討をする方が多いですが、ちょっと待ってください。

実は破風板の修理・リフォームには火災保険が利用できる可能性があるので、申請せずに直してしまうと損してしまうかもしれません!

 

火災保険って火事の時に利用するものじゃないの…?

と感じた方は、今まで損をしていた可能性があります!

 

そもそも、皆さまが加入している保険のほとんどは火事以外の保証もされる保険です。
話が脱線してしまうのでここでは割愛しますが、火災保険は火事以外の被害にも利用できるという事は覚えておいてください。

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破風板がどんな状態の時に火災保険は利用できるのか?具体的な適用例など

破風板修理に火災保険が利用できるとはいえ、どんな場合でも保険金が降りるというわけではありません!

何が理由で破風板が損傷したのかという原因と、破風板がどのような損傷をしているかという被害状況が重要です。

 

たとえば破風板修理に火災保険が利用できるのは、このような時です。

  • 台風や竜巻、強風の影響で、被害を受けた時【風災】
  • 雹の影響で、被害を受けた時【雹災】
  • 何かが衝突した影響で、被害を受けた時【飛来物の衝突】

 

では、具体的に破風板がどのような状態のときに火災保険が利用できるのでしょうか?
実際に多い被害状況を一緒に見ていきましょう。

 

①破風板が剥がれてしまった(割れた)状態

台風や強風等の影響により、破風板が剥がれてしまった(割れた)場合は、火災保険が利用できる可能性があります!

 

破風板は家の一番外側の部分なので、風の影響を特に受けやすい場所であると言えます。

風速が速いほど強い乱流を生むため、特に台風の時期には破風板が剥がれてしまう被害も発生しやすいです。

 

②破風板の塗装が剥がれてしまった状態

雹が降ったり、何か物体が飛んできて衝突した影響により、破風板の塗装(表面)が剥がれてしまった場合は、火災保険が利用できる可能性があります!

 

この程度の被害でも対象になるの?

と感じる方も多いのですが、破風板の塗装が剥がれてしまうとそこが劣化しやすくなり、雨漏りのリスクが格段に上がります。

 

保険で修理できる可能性がありますので、気になる方は一度サポート会社に無料診断してもらう事をオススメします!

 

③破風板の上のケラバ板金が歪んでしまった状態

破風板の上のケラバ板金とはこの写真の赤で囲った部分です。

この部分が台風や強風等の影響で歪んだり浮いたりする場合があるのですが、その場合も火災保険が利用できる可能性があります!

 

ケラバ板金は、破風板が剥がれた影響により一緒に歪んでしまう事があります。

もちろん併せて火災保険申請が可能なので、抜け漏れの内容に確認しましょう!

 

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破風板の修理方法と修繕費用

破風板の修理方法はいくつかありますが、その中でも火災保険申請で認められやすい修理方法はこちら。

破風板の塗装5千円~8万円
破風板の交換2万5千円~15万円
破風板の金属板金巻き2万5千円~15万円
ケラバ板金の交換2万5千円~15万円
※廃材処分費、足場代込

 

この費用が火災保険で降りるならありがたいですね!

ここからは各修理方法について少し詳しく解説していきます。

 

破風板の塗装工事

破風板の塗装工事は、表面の塗装だけが剥がれてしまった等、比較的軽度な損害の際に行う工事です。

 

塗装工事は重ね塗り(2~3度塗り)が基本ですが、業者によっては重ね塗りを行わない(1度塗り)事もあり、品質が大きく変わります。

事前の見積もりの段階で「どういった工程で塗装を行うのか」をよく確認しましょう。

 

破風板の塗装工事の主な流れ

  • 雨樋がある場合は解体撤去し、下地を綺麗に洗浄する
  • 古い塗装の塗膜を研磨し、剥がす
  • 下塗り材(プライマー)を塗布
  • 中塗り材・上塗り材を重ね塗りする
  • 乾いたら施工完了

 

破風板の交換工事

破風板の交換は、破風板が剥がれてしまったり、塗装出来ないくらい傷んでいる場合に行う工事です。

交換の場合、一部分だけの交換というのは難しく、少なくとも破風板一枚分全て交換しないといけません。
そのため、見た目以上に修理費用が掛かるというケースがよくあります。

 

破風板の交換工事の主な流れ

  • 必要に応じ雨樋やケラバ板金を取り外します
  • 既存の破風板を解体撤去します
  • 新しい破風板を設置
  • 雨樋やケラバ板金を取り付けて施工完了

 

破風板の金属板金巻き工事

破風板の耐用年数は20年ほどと言われています。

この耐用年数をできるだけ長くするために破風板(主に木材)に金属の板金を巻き付けて耐久力を上げる工事が、破風板の金属板金巻き工事です。

 

最近はガルバリウム鋼板という頑丈で軽い素材が利用されるので、風などの自然災害に強く、長期的に見てもメンテナンスが少なく済むなどのメリットがあります。

 

破風板の金属板金巻き工事の主な流れ

  • 必要に応じ雨樋やケラバ板金を取り外します
  • 破風の形に合わせてガルバリウム鋼板を加工・設置
  • 雨樋やケラバ板金を取り付けて施工完了

 

ケラバ板金の交換工事

ケラバ板金の交換工事は破風板ではありませんが、破風板の損害と併せて発生する場合があるのでご紹介します!

 

板金は金属なので、歪んだり曲がったりした場合にケラバ板金の交換工事を行います。

損害を放っておくと雨が侵入し雨漏りに繋がるので、早い段階で修理するようにしましょう。

 

破風板の金属板金巻き工事の主な流れ

  • 必要に応じ屋根や棟板金を解体します
  • 既存のケラバ板金を解体撤去します
  • ケラバに合わせて新しい板金を加工・設置
  • 取り外した屋根・棟板金を取り付けて施工完了

 

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こういう場合の破風板修理は火災保険では補償されない

ここまでは火災保険が利用できる場合について説明しましたが、反対に下記のようなケースでは、火災保険では補償されない場合が多いです。

 

①破風板の経年劣化による破損

破風板の耐用年数は材料にもよりますがおよそ10~20年ほど。
もちろん塗装などのメンテナンスをこまめに行えばその分長持ちしますが、当然劣化はするものです。

そういった経年劣化による破風板の破損は、火災保険の補償の対象外となりますので気を付けて下さい!

 

破風板の経年劣化による症状

  • 破風板が腐ってしまった
  • 破風板の経年劣化による塗装の剥がれや、ひび割れ
  • 破風板にカビやコケ、藻が生えている

 

経年劣化か、自然災害の被害なのか。
一般の方ではなかなか判断が付きにくいかもしれません。

そんな時は是非、リフォーム会社や火災保険サポート会社に相談してみましょう。

経年劣化は火災保険の対象外?<br>おりない場合の対処方法【納得いかない!】

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※詐称行為や悪質な業者に気を付けよう※

自然災害の被害ではない軒天の経年劣化の破損を「自然災害で壊れたもの」といって申請すると詐称行為にあたる可能性があります。
詐称行為は立派な犯罪です。

最近では火災保険を悪用し、詐称行為を行う業者も居ます。
最悪の場合、業者だけでなく申請した皆さんも罰せられる可能性があるので、そういった悪質な業者に騙されないように気を付けて下さい!

 

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②免責額以上の被害が認められない時

火災保険で補償されないケースで次に多いのは、火災保険の契約に免責が付いている場合ですね。

免責とは簡単に説明すると「この金額の被害までは自分で責任を持ちます」という特約の事。

 

免責を付けている場合は「3万円」「10万円」「20万円」の3つの金額が多いです。

免責を付けるとその分保険料は安くなりますが、いざという時に給付が降りない場合もあるのでよく検討しましょう。

 

③被害の発生から3年以上経過している時

火災保険の申請には時効が存在します。

火災保険の時効は被害を受けてから3年です。

被害発生から3年経過すると火災保険が申請できなくなります。

 

とはいえ例外もあるので、もしも、

自宅に被害はあるけど、被害を受けてから3年以上たってるかも…

という方は、すぐ諦めずに一度リフォーム会社や火災保険サポート会社に相談してみて下さい。

 

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火災保険の申請の手順

もしかしたら我が家も火災保険が使えるかもしれない…!

という方は火災保険の申請の流れも覚えておきましょう。

①被害箇所の確認(現地調査)
まずは実際の被害の場所を確認し、被害箇所の撮影をします。どこをどういった被害で申請するのか確認しましょう!
②火災保険会社への連絡・申請用紙の取り寄せ
火災保険の申請書類は各保険会社によって違うので、窓口に電話をして書類を取り寄せましょう!(書類は1週間程度で到着)
③被害復旧にかかる見積書の作成
火災保険の申請には見積書と被害箇所の写真の同封がほぼ必須なので、必要書類を準備しましょう!
④申請書へ記入捺印し、ポストへ投函
火災保険の申請書が到着したら、記名捺印し、必要書類を同封してポストへ投函。
⑤保険会社の現地調査
保険会社は言われたら即お金を払ってくれるわけではありません!保険会社立ち合いの現地調査が入る可能性があります。
(書類発送後1~2週間で連絡が入るので、日程調整を行いましょう)
⑥審査結果確定
現地調査後だいたい2週間くらいで結果が報告されます!
もし結果に不満がある場合は再調査を依頼することも可能です。
⑦給付金の入金手続き
審査結果に納得できればその後1週間ほどで入金があります!
工事予定の方はトラブルを避けるため、金額確定してから契約するようにしましょう。

 

火災保険の申請の流れについてはこちらでも詳しく解説しています!

火災保険請求の流れ!申請から支払いまでの7ステップ【リフォーム会社が教える】

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はじめての申請は火災保険サポートがオススメ

火災保険会社は基本的に営利団体です。
給付金はむしろ支払わない方が利益に繋がり業績が上がる、という組織です。

 

自動車保険や生命保険などで、

今まで払い続けてきたのに、いざ事故に遭ったら全然給付金が出なかった

という話を聞いたことはありませんか?

 

火災保険でも同じことが起きる場合があります。

しっかりとした知識をもって、根拠を集めて主張をしないと、実際の被害よりも低い給付金しか降りず損をしてしまうケースは沢山あるんです。

 

もし不安がある方は、ぜひ一度火災保険サポートの無料相談・無料現地調査を受けてみて下さい。

 

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この記事を書いた人

FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
おうちのお悩みドロボー 代表
村松

国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!

不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。

その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!

現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ

屋根・外壁・雨漏り修理や火災保険の申請をご検討の方は
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