火災保険で棟板金の修理ができるって本当?【リフォーム会社が教える】

 

 

 

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棟板金とはなにか

 

棟板金とはなんだろう?

たしかに棟板金という名称は日常生活で中々聞かないですよね。

棟板金とは屋根の頂点の部分に設置する板金(金属)で、家の一番高い部分にある屋根部材です。

 

勾配のついた屋根に屋根材を取り付けていくと、どうしても角や山(頂点)の部分の納まりが悪くなります。

そのままではそこから雨風が侵入し、家を傷めてしまう原因になるのです。

 

そこで、その納まりを解決するために設置するのが棟板金!

棟板金は家を自然災害から守るための非常に重要な部材の一つなんです。

 

ちなみに棟板金はスレート屋根や金属屋根の場合に必要になる部材で、瓦屋根の場合は設置しません。

 

棟板金の耐用年数は約10年~25年

 

棟板金はどれくらいもつもの?

棟板金の耐用年数は約10年~25年程度と言われています。

金属の部材なので物自体は頑丈ですから、定期的なメンテナンスや塗装を行う事で寿命を長くすることも可能です。

 

しかし風が強く吹く場所や台風がよく通る地域では棟板金にかかる負担も大きく、劣化しやすいです。

10年しないうちに棟板金が浮きはじめ、中の貫板が腐ってしまうというケースもあります。

そのため、メンテナンスは定期的に行う事をオススメします。

 

棟板金の構造について

屋根を施工する際は、まず下地に防水シートを敷き、その上にスレートを打ち付けていきます。

すると屋根に山の部分ができますね。(赤矢印の部分)

 

 

ここに貫板という木材(90mm×18mm程度)を打ち、スレートを固定します。

その上に加工した棟板金を被せ、「横から」棟板金を貫板に打ち付けます。

 

 

最後に棟板金のつなぎ目にシーリング材を詰めて雨が入らないようにして完了です!

 

 

最近では貫板ではなくアルミなどの金属製や樹脂製の部材を使用している所もあります。

金属や樹脂の方が耐久力はありますが価格も高額なのが特徴です。

 

谷板金と棟板金は別物?

 

家の間取り等によっては、屋根と屋根のつなぎ目が「山」ではなく「谷」になる事があります。※画像参照

 

この場合に取り付けるのは棟板金ではなく、谷板金という屋根部材です。

 

谷板金は雨や雪などを下に流すための役割を果たしています。

どちらかというと雨樋に近い役割も担っているんですね。

 

棟板金の修理は火災保険が利用できる可能性がある!

 

さて、結論この棟板金の修理は火災保険が利用できる可能性があります!

 

先ほども説明した通り棟板金は自宅の高い部分にある部材なので、修理の際には足場が必須です。

つまり棟板金の修理の費用は非常に高額になりやすい…!

 

棟板金の修理ってこんなにかかるの?

という時に、火災保険が利用できたら非常に助かりますよね。

もちろん100%という訳ではないですが、棟板金の修理の際は必ず火災保険をチェックしましょう!

 

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棟板金の修理に掛かる金額は?

 

実際に棟板金を修理する際にはどれくらいの費用が発生するの?

という事で、棟板金の修理費用の概算を下記にまとめてみました!

 

修理の内容金額
棟板金の釘打ち直し5万円~20万円
棟板金の一部交換15万円~30万円
棟板金の全交換30万円~50万円
※必要な足場代を含む。

 

もちろん家の構造や被害の度合いにもよりますが、特に足場が必須な棟板金の全交換は非常に高額になりやすいです!

 

屋根の修理にも火災保険が利用できるかも!

 

ちなみに棟板金に被害を受けている場合は、屋根にも被害が発生している事が多いです。

そして火災保険は屋根の修理にも利用できる可能性があります!

 

屋根も棟板金も同じ足場が必要な工事なので、併せて行う事で足場代を節約できますし、火災保険申請も工事も同時に行うのがオススメ。

 

屋根にも修理が必要かもしれない

という方はこちらもチェックしてみて下さい。

 

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屋根修理に火災保険が利用できることを知っていますか?意外と知らない方が多くて損をしている事が多いこの火災保険。使い方は?全額補償される?どんな時に利用できるの…

 

棟板金がどんな状態の時に火災保険は利用できるのか?具体的な適用例など

 

棟板金の修理に火災保険が利用できる可能性はありますが、全ての場合で火災保険が利用できる訳ではありません。

基本的に火災保険は、何かしらの自然災害等によって被害を受けた場合に給付金が支払われるという給付条件があり、それに該当しないと給付金は下りません。

 

という事でここからは具体的に棟板金がどのような状態の時に火災保険が利用できるのかについて説明いたします!

 

①棟板金が浮いている状態

 

台風や強風によって棟板金が浮いてしまったという場合。

この場合は火災保険が利用できる可能性があります!

 

棟板金は強い風の力が加わりやすい箇所で、

気づいたら棟板金に隙間が空いてるぞ

という事が多々ありますので、しっかり火災保険申請しましょう。

 

②棟板金がズレてしまった(剥がれた)状態

 

台風や強風によって棟板金がズレてしまった(剥がれた)場合。

この場合も火災保険が利用できる可能性があります!

 

棟板金がズレる場合は棟板金自体が曲がっていたり、釘が曲がっている事が多いです。

明らかに外側からの力が加わっているため、火災保険の給付率も高いです。

こちらもしっかり火災保険申請しましょう!

 

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こういう場合の棟板金修理は火災保険では補償されないかも…

 

反対にどういった場合に火災保険は利用できないのでしょうか?

 

いざ棟板金の修理が必要な時に

火災保険が利用できなかった!

となると困ってしまいますね。

 

ここからは火災保険が利用できない状態について解説していきます。

 

①経年劣化による棟板金の破損【熱膨張】

 

  • 釘が浮いてる状態
  • 釘が抜けている状態

このような状態は経年劣化による損害の可能性があります。

 

釘は金属製なので、熱が加わり高温になると膨張します。反対に日が暮れて温度が戻ると、釘も収縮します。

これを何年も繰り返していくと下地の貫板が徐々に緩くなってしまい、釘が抜けてしまう事があるのです。

これは経年劣化による損害と見なされる事が多く、火災保険の対象にならない場合があります。

 

また、この熱膨張をきっかけに貫板が腐ってしまったり、雨漏りに繋がってしまった場合も火災保険の対象外です。

あくまでも原因は経年劣化とされてしまいます。

 

棟板金自体にゆがみが無く、釘だけに損害がある場合は経年劣化の可能性が高いです。要注意!

 

経年劣化は火災保険の対象外?<br>おりない場合の対処方法【納得いかない!】

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②免責金額以上の被害が認められない時

 

火災保険で補償されないケースで次に多いのは、火災保険の契約に免責が付いている場合です。

免責とは簡単に説明すると「この金額の被害までは自分で責任を持ちます」という特約の事。

 

免責を付けている場合は「3万円」「10万円」「20万円」の3つの金額が多いです。

免責を付けるとその分保険料は安くなりますが、いざという時に給付が降りない場合もあるのでよく検討しましょう。

 

③被害の発生から3年以上経過している時【時効】

 

火災保険の申請には時効が存在し、時効を迎えると火災保険が申請できなくなります。

火災保険の時効は被害を受けてから3年です。

 

とはいえ例外もあるので、もしも、

自宅に被害はあるけど、被害を受けてから3年以上たってるかも…

という方は、すぐ諦めずに一度リフォーム会社や火災保険サポート会社に相談してみて下さい。

 

なぜ火災保険請求に時効があるの?時効の例外について【リフォーム会社が教える】

火災保険請求には時効があります!これは保険法で定められており、期間は3年間。しかし、例外もあるのをご存じでしょうか?時効や過去の被害を遡って申請する方法につい…

 

 

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火災保険の申請の手順

 

もしかしたら我が家も火災保険が使えるかもしれない…!

という方は火災保険の申請の流れも覚えておきましょう。

①被害箇所の確認(現地調査)
まずは実際の被害の場所を確認し、被害箇所の撮影をします。どこをどういった被害で申請するのか確認しましょう!
②火災保険会社への連絡・申請用紙の取り寄せ
火災保険の申請書類は各保険会社によって違うので、窓口に電話をして書類を取り寄せましょう!(書類は1週間程度で到着)
③被害復旧にかかる見積書の作成
火災保険の申請には見積書と被害箇所の写真の同封がほぼ必須なので、必要書類を準備しましょう!
④申請書へ記入捺印し、ポストへ投函
火災保険の申請書が到着したら、記名捺印し、必要書類を同封してポストへ投函。
⑤保険会社の現地調査
保険会社は言われたら即お金を払ってくれるわけではありません!保険会社立ち合いの現地調査が入る可能性があります。
(書類発送後1~2週間で連絡が入るので、日程調整を行いましょう)
⑥審査結果確定
現地調査後だいたい2週間くらいで結果が報告されます!
もし結果に不満がある場合は再調査を依頼することも可能です。
⑦給付金の入金手続き
審査結果に納得できればその後1週間ほどで入金があります!
工事予定の方はトラブルを避けるため、金額確定してから契約するようにしましょう。

 

火災保険の申請の流れについてはこちらでも詳しく解説しています!

火災保険請求の流れ!申請から支払いまでの7ステップ【リフォーム会社が教える】

    >火災保険申請サポートはFPに任せると安心!【調査完全無料】<   もくじ 棟板金とはなにか棟板金の耐用年数は約10年~25年棟板金の構造について谷板金と棟板…

 

 

はじめての申請は火災保険サポートがオススメ

 

火災保険会社は基本的に営利団体です。
給付金はむしろ支払わない方が利益に繋がり業績が上がる、という組織です。

 

自動車保険や生命保険などで、

今まで払い続けてきたのに、いざ事故に遭ったら全然給付金が出なかった

という話を聞いたことはありませんか?

 

火災保険でも同じことが起こる場合があります。

しっかりとした知識をもって、根拠を集めて主張をしないと、実際の被害よりも低い給付金しか降りず損をしてしまうケースは沢山あるんです。

 

もし不安がある方は、ぜひ一度火災保険サポートの無料相談・無料現地調査を受けてみて下さい。

 

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この記事を書いた人

FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
おうちのお悩みドロボー 代表
村松

国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!

不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。

その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!

現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ

屋根・外壁・雨漏り修理や火災保険の申請をご検討の方は
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