雨樋(雨どい)修理に火災保険は適用できるのか【リフォーム会社が教える】

 

 

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雨樋とはなにか?

 

雨樋(あまどい)は主に屋根に落ちて流れる雨を集めて地面や外に流すための設備です。

雨樋が正しく機能しないと、雨は屋根に降ったあとに外壁などを伝って下に落ちていきます。

すると外壁やつなぎ目、接合部分などは通常よりも劣化しやすくなって、結果的に雨漏りの原因になります。

 

 

雨漏り以外でも、もし家の壁面についている設備関連に雨が直接当たり続ければ、設備は当然故障・劣化しやすくなります。

 

このように屋根や外壁と比べて軽く見られがちな雨樋ですが、建物に長く住む上で非常に重要な役割を持っているんです!

※雨樋は「とよ」「とゆ」と言われる事もありますが、名称が違うだけで同じものを指しています!

 

【結論】雨樋修理・リフォームは火災保険が適用できる可能性がある!

もし雨樋が壊れていたらすぐに交換する必要があります。

しかし雨樋の交換や修理は高所での作業になり、足場も必要になるため高額な費用がかかってしまいます!

 

突然そんなお金が必要になっても

急にそんなお金、用意できない

という方がほとんどのはずです。

 

 

ただご安心ください!

雨樋修理・リフォームには火災保険が利用できる場合があります

 

火災保険って火事の時に利用するものじゃないの?

と思った方は、今まで損をしていた可能性がありますよ!

 

そもそも、皆さまが加入している保険のほとんどは火事以外の保証もされる保険です。

話が脱線してしまうのでここでは割愛しますが、火災保険は火事以外の被害にも利用できるという事は覚えておいてください。

 

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雨樋がどんな状態のときに火災保険は利用できるのか?具体的な適用条件など

 

雨樋の修理に火災保険が適用できると言っても、どんな場合でもOKという訳ではありません!

何が原因で雨樋が損傷したのかという原因がポイントです。

 

では、具体的に雨樋がどういう状態のときに保険が利用できる可能性があるのでしょうか?

実際に被害状況をいくつか見てみましょう!

 

①台風や竜巻などの強風が原因で雨樋が破損した場合【風災】

 

  • 台風や竜巻など強風の影響で、雨樋や金具が取れて(外れて)しまった
  • 台風や竜巻など強風の影響で、雨樋や金具が曲がってしまった
  • 台風や竜巻など強風の影響で物が飛んできて、雨樋を壊してしまった

 

このように強風や台風大雪の影響で雨樋に損害を受けた場合、火災保険が利用できる可能性があります

 

特に日本は台風の被害も多く、火災保険で一番保険金が支払われるのも風災補償だと言われています。

台風のあとに雨樋に違和感があれば、必ず火災保険が利用可能か確認を行いましょう。

 

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②降雪が原因で雨樋が破損した場合【雪災】

 

  • 雪の重さの影響で、雨樋や金具が取れて(外れて)しまった
  • 雪の重さの影響で、雨樋や金具が曲がってしまった

 

このように雪が原因で雨樋に被害を受けた場合、火災保険が利用できる可能性があります

 

雪国では雪で雨樋が壊れない為の対策をした上で家を建てたりしますが、関東など雪が多く降らない地域では雪を想定して雨樋を付けるというのはスタンダードではありません。

その為、そういった地域ほど数年に一度の大雪の際に大きな被害に繋がる場合が多いです。

 

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③雹が原因で雨樋が破損した場合【雹災】

 

  • 降雹の影響で、雨樋に穴が開いてしまった
  • 降雹の影響で、雨樋がひび割れてしまった

 

このように雹が原因で雨樋が破損してしまった場合、火災保険の対象になる可能性があります

 

雹は発達した積乱雲の中で生まれるものなので、同時に強風や突風を伴う事がほとんどです。

つまり風災被害も受けている可能性がありますので、雹が降った際は雹と強風の被害が無いか確認してもらう事をオススメします。

 

④誤って物をぶつけてしまい雨樋が破損した場合【汚損破損】

 

  • 転倒しそうになり咄嗟に雨樋を掴んだ影響で、雨樋が外れてしまった
  • ハシゴや物置を移動する際に誤って雨樋にぶつけて割ってしまった

 

このような不測かつ突発的な事故によって雨樋に損傷を受けた場合、火災保険の対象になる可能性があります!

 

自分や家族がやったものだから、補償されないんじゃない?

と直感的に感じるかもしれませんが、それは誤解です。

しっかり給付金の請求手続きを行い、雨樋を直してあげましょう。

 

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雨樋の主な修理方法と費用

ここで雨樋の主な修理方法とその費用をいくつか紹介します。

 

工事内容おおよその工事金額
雨樋の継手(接続部分)の交換5,000円~10万円
雨樋の留め具の交換5,000円~15万円
雨樋の部分交換2万円~50万円
雨樋の全面交換40万円~100万円
雨樋の清掃5,000円~30万円
※廃材処分費、足場代込

 

雨樋の継手(接続部分)の交換工事

雨樋と雨樋の間の継手(接続部分)が取れたり、雨樋が外れてしまった場合に雨樋の継手の交換工事を行います。

継手は接着剤で止まっている事が多く、意外と外れやすいです。

 

雨樋の接続部(継手)の交換工事の主な流れ

  • 既存の継手金具を撤去します
  • 雨樋をズレないように並べ直します
  • 継手金具に専用の接着剤を塗り、接続部分にはめ込んで完成

 

雨樋の留め具の交換工事

雨樋を建物に固定するための金具が破損したり取れてしまった場合は、留め具の交換工事を行います。

ちなみに竪樋の留め具はでんでんと言ったりします。

施工の流れとしては、既存の留め具を外して新しい留め具を取り付けるだけです。

 

しかし、この留め具は外壁に打ち込んである場合や、コーキングに打ち込んである場合、鼻隠しの下の垂木に打ち込んである場合など様々あります。

打ち込む場所によって費用が高くなる可能性があるので注意。

 

雨樋の部分交換工事

雨樋が一部破損している場合は、雨樋の部分交換工事を行います。

部分的な修理とはいっても足場が必要になるケースもあり、費用は高額になる可能性があります。

 

雨樋の部分交換工事の主な流れ

  • 既存の雨樋と留め具を解体・撤去します
  • 新しい留め具を設置します
  • 同じ長さに加工した新しい雨樋を設置し、留め具で固定します
  • 雨水を流すのに十分な勾配がある事を確認して完成

 

雨樋の全面交換工事

雨樋の耐用年数はおおよそ15年~20年ほどと言われています。

その為雨樋を設置してから15~20年くらい経っていれば、部分的に交換するのであれば雨樋の全面交換工事をした方が良い場合も多いです。

施工の流れは部分交換と同じですね。

 

この際、丸形(半月型)の雨樋を使用している建物は、角型などの流水量の多い雨どいに交換するのもオススメです。

角型は丸形よりも頑丈で、雨や雪にも比較的強いので、長く利用することができます。

 

雨樋の掃除・清掃

雨樋自体の機能は問題ないが、枝や葉っぱ、砂、ゴミなどが詰まって雨樋が上手く機能していない場合は雨樋の掃除・清掃を行います。

修樋の破損かと思ったらゴミが詰まっていただけというケースは結構あります。

 

雨樋の清掃は範囲が広いと足場が必要になり、費用も高額になります。

しかし、雨樋掃除の費用は火災保険ではおりません

火災保険は何かしらの損害を受けた際に補償を行うものなので、こうしたメンテナンス類の費用は下りません。ご注意ください。

 

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屋根も同時に壊れている可能性もある

 

雨樋が故障する場合、同時に屋根にも被害を受けている可能性が高いです。

また雨樋とは違って屋根の上は下から確認する事が出来ず、被害に気付けない事もしばしば。

 

もちろん、屋根が破損した場合も火災保険の対象となる可能性があります!

 

そのため、もし雨樋に被害があった場合は、

雨樋に被害を受けたが、屋根の上にも被害が無いか確認して欲しい

という事をサポート会社に伝えて、併せて確認・申請を行った方が良いでしょう。

 

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こういう場合は火災保険では補償されない!

 

今まで火災保険が下りる条件について説明してきました。

ここからは火災保険では補償されない場合について説明していきます。

 

①雨樋の経年劣化による破損

火災保険は、雨樋が破損していればいつでも利用できるというものではありません。

雨樋の耐用年数はだいたい15年~20年くらい。

これを超えてくると雨樋は自然災害に関係なく破損することがあります。経年劣化というものですね。

 

<経年劣化による雨樋の破損例>

  1. 雨樋が気温や直射日光の温度差によって歪んでしまった(熱変形)
  2. 雨樋の取付け金具が年月により風化し、破損してしまった
  3. 雨樋本体が年月により風化し、破損してしまった

 

経年劣化による雨樋の破損については当然のことながら火災保険は降りません

 

雨樋が破損していても、一般の方ではそれが自然災害によるのか経年劣化によるのか、判断が出来ないと思います。
そんな時は是非、リフォーム会社や火災保険サポート会社に相談してみましょう。

 

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※詐称行為や悪質な業者に気を付けよう※

自然災害の被害ではない雨樋の経年劣化の破損を「自然災害で壊れたもの」といって申請すると詐欺行為にあたる可能性があります。

詐欺行為は立派な犯罪です

 

最近では火災保険を悪用し、詐称行為を行う業者も居ます。

最悪の場合、業者だけでなく申請した皆さんも罰せられる可能性があるので、そういった悪質な業者に騙されないように気を付けて下さい!

 

②免責額以上の被害が認められない時

火災保険で補償されないケースで次に多いのは、火災保険の契約に免責が付いている場合ですね。

免責とは簡単に説明すると「この金額の被害までは自分で責任を持ちます」という特約の事。

 

免責を付けている場合は「3万円」「10万円」「20万円」の3つの金額が多いです。

免責を付けるとその分保険料は安くなりますが、いざという時に給付が降りない場合もあるのでよく検討しましょう。

 

③被害の発生から3年以上経過している時

火災保険の申請には時効が存在します。

火災保険の時効は被害を受けてから3年です。

 

とはいえ例外もありますのでもしも、

自宅に被害はあるけど、被害を受けてから3年以上たってるかも…

という方は、すぐ諦めずに一度リフォーム会社や火災保険サポート会社に相談してみて下さい。

 

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火災保険の申請の手順

もしかしたら我が家も火災保険が使えるかもしれない…!

という方は火災保険の申請の流れも覚えておきましょう。

 

①被害箇所の確認(現地調査)
まずは実際の被害の場所を確認し、被害箇所の撮影をします。どこをどういった被害で申請するのか確認しましょう!
②火災保険会社への連絡・申請用紙の取り寄せ
火災保険の申請書類は各保険会社によって違うので、窓口に電話をして書類を取り寄せましょう!(書類は1週間程度で到着)
③被害復旧にかかる見積書の作成
火災保険の申請には見積書と被害箇所の写真の同封がほぼ必須なので、必要書類を準備しましょう!
④申請書へ記入捺印し、ポストへ投函
火災保険の申請書が到着したら、記名捺印し、必要書類を同封してポストへ投函。
⑤保険会社の現地調査
保険会社は言われたら即お金を払ってくれるわけではありません!保険会社立ち合いの現地調査が入る可能性があります。
(書類発送後1~2週間で連絡が入るので、日程調整を行いましょう)
⑥審査結果確定
現地調査後だいたい2週間くらいで結果が報告されます!
もし結果に不満がある場合は再調査を依頼することも可能です。
⑦給付金の入金手続き
審査結果に納得できればその後1週間ほどで入金があります!
工事予定の方はトラブルを避けるため、金額確定してから契約するようにしましょう。

 

火災保険の申請の流れについてはこちらでも詳しく解説しています!

火災保険請求の流れ!申請から支払いまでの7ステップ【リフォーム会社が教える】

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はじめての申請は火災保険サポートがオススメ

火災保険会社は基本的に営利団体です。

給付金はむしろ支払わない方が利益に繋がり業績が上がる、という組織です。

 

自動車保険や生命保険などで、

今まで払い続けてきたのに、いざ事故に遭ったら全然給付金が出なかった

という話を聞いたことはありませんか?

 

火災保険でも同じことが起きる場合があります

しっかりとした知識をもって、根拠を集めて主張をしないと、実際の被害よりも低い給付金しか降りず損をしてしまうケースは沢山あるんです。

 

もし不安がある方は、ぜひ一度火災保険サポートの無料相談・無料現地調査を受けてみて下さい。

 

\火災保険サポートはFPに相談すると安心!/

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
おうちのお悩みドロボー 代表
村松

国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!

不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。

その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!

現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ

屋根・外壁・雨漏り修理や火災保険の申請をご検討の方は
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