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結露とはなんだろう?
まず、結露ってなんですか?
雨の日に窓ガラスに水滴がついて指でラクガキをした経験がある方は多いと思います。あれが結露です。冷たい飲み物をグラスに注いでしばらくすると、コップの表面に水滴が付きますよね。あれも結露です。
もう少し詳しく説明しますね。空気中には基本的に水分が含まれています。湿度の事です。実は空気中の水分は温度が高いほど多く含むことができます。ある温度に対して空気中に含むことができる水分(水蒸気)の量を飽和水蒸気量と言います。
水分を多く含んだ空気が冷たい物に触れると当然空気の温度も下がります。この時、空気が飽和水蒸気量いっぱいまで水分を抱えていると温度が下がる過程であふれてしまいます。あふれた水分は液体、つまり水となって空気中から追い出されるわけです。この現象を結露と言います。
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なぜ自宅で結露が起きるのか
結露は建物の内部でも起きる事があります。
結露は空気の温度差によって発生するので、建物の内外で温度差が大きくなる夏場や冬場は発生しやすいです。※特に冬場は多い
たとえば家の窓・サッシ部分などは結露している事が多いです。これは外との距離が非常に近い為です。これ以外にも建物の断熱効果が弱かったり薄かったりすると、屋根や壁や床下にも結露が発生します。家の内側なので発見が遅れる事が多いです。
【結論】火災保険では結露の補償はされない
さて今日の本題ですが、結論から言うと結露は火災保険では補償されません。火災保険自体は火事以外の自然災害等でも補償が降りる住宅総合保険となっています。火災保険は「偶発的かつ突発的な事故、または災害」によって受けた損害を補償するものです。
結露の対策についてはもちろんこれに該当しません。対策なので損害には該当しませんからね。
結露による被害天井や壁などの被害についても、偶発的な事故・災害とは見なされないため、補償の対象外となります。
水濡れ補償に入っているので、うちは対象になるのでは?
という質問もたまに頂きますが、水濡れ補償は給排水設備の事故によって起きたものが対象です。そのため、結露に対する補償ではないんですね。
結露じゃなくて雨漏りの可能性?雨漏りは火災保険が使えるかも
結露かと言われて現地調査に行ったら実際は雨漏りだった、という事がたまにあります。そして、雨漏り被害は火災保険が利用できる場合があります!雨漏りの修理は大きな工事になりやすく、100万円以上の修理費用が発生することも多いです。
突然そんなお金用意できない…
という場合でも、火災保険の給付金がおりれば工事が出来るかもしれません!結露なのか、雨漏りなのか。判断が付かない場合は一度リフォーム会社に見てもらう事をオススメします。
結露を放置するとどうなるのか
結露をそのままにした場合のリスクについて考えてみましょう。
まず最初に、水を床やクロス(壁紙)や窓枠が吸い込みます。床やクロスはブヨブヨと浮いてきますし、木は腐ってしまいます。こうなると乾かしても元には戻りませんから、リフォームして直す必要がありますね。
さらにそのまま放置すると、カビ・ダニ・ウイルスが繁殖し、室内の空気が汚染されます。人によっては咳が止まらなくなったり、身体がかゆくなったり、アレルギー反応が止まらなくなったりします。子供や高齢者やアレルギーを抱えている方は特に危険です。
ちなみに、結露を放置して発生したカビの修理費用も火災保険の対象外となります。
また、本当に怖いのは家の見えない部分で起きる結露です。見えない部分とは壁の内部や天井裏、床下などですね。こういった部分で発生した結露は、柱や梁などの木材が吸収してしまいます。木材にとって水分は天敵で、柱や梁は非常に速いスピードで腐食して(腐って)いきます。
また、水を豊富に含んだ木材はシロアリの大好物です。害虫被害にも繋がりやすく、気付いたときには家の中が穴だらけというケースも多いです。
このように家が内部からボロボロになると最終的に、通常なら耐えられるはずの地震や自然災害でも、家が傾いたり倒れたりしてしまいます。家が傾いたりしたら、それこそとんでも無い金額の修繕費用が掛かりますし、最悪の場合は人命にかかる事故になります。
そのため結露が多い建物は、絶対に放置してはいけません。事前に対策しましょう。
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結露で困ったときに出来る対処方法7選
結露が発生している家はどう対策すればいいんだろう
結露を防止する対策方法はいくつかあります。手軽にできるものから本格的なものまで、7つほどご紹介していきます!
①こまめに換気を行う
期待できる効果 | コスト | 効果のある箇所 |
★★★ | ★★★★ | 窓際、壁、床など |
一番手軽でかつ効果が高いのがこの方法ではないでしょうか。湿気が多い場所や滞留している場合は換気をすることで結露が改善することがあります。換気をする際は空気の流れを意識すると良いです。片方窓を開けたらもう片方は家や部屋の反対側を開けるようにし、空気の流れを意識してあげるのがGood!
また、換気の際は窓を全開にしないで大丈夫です。冬場は特に全部開けてしまうと寒すぎますので、少し開けて定期的に換気する意識をしましょう。
②室内の空気をサーキュレーター(扇風機)で循環させる
期待できる効果 | コスト | 効果のある箇所 |
★★ | ★★ | 窓際、壁、床など |
換気よりは効果が劣りますが、室内で空気を滞留させないだけでも結露には一定の効果があります。たとえば扇風機やサーキュレーターで室内に風を送るということです。
せっかく部屋の中が快適な温度なのに、外の空気を取り込むのはちょっと…
という時はこの方法が合っているかも。窓などの結露が起こりやすい場所に風を当ててみて下さい。
③除湿器で湿度をコントロール
期待できる効果 | コスト | 効果のある箇所 |
★★★ | ★ | 窓際、壁、床など |
結露は空気中の水分が多い時に起きる現象です。そのため、温度に対して湿度を一定以下に抑えることができれば理論上、結露は発生しません。ただ除湿してしまうと空気が乾燥してのどを傷めたりするので、空気中の湿度をコントロールできるような除湿器を使って、室内の湿度をコントロールするのがオススメです。最近は家庭用でも高性能な除湿器がありますので、効果も十分期待できます。
④室温を上げ過ぎないようにする
期待できる効果 | コスト | 効果のある箇所 |
★ | ★★★★ | 窓際、壁など |
結露は温度差によって発生するものです。特に家の外と中で温度が極端に違う場合に発生しやすくなります。反対に室内の温度をあまり上げ過ぎないように調整し、外の気温とバランスを取る事で結露が治まる事もあります。簡単に言うとエアコンや暖房器具の設定温度を変えるだけでも効果が出る場合があります。電気代の節約にもなるので、一石二鳥ですね!
⑤市販の結露防止用グッズを使用してみる
期待できる効果 | コスト | 効果のある箇所 |
★★★ | ★★ | 窓際、壁など |
最近では結露防止フィルムや結露防止スプレーなどの、特に窓の結露防止用グッズがよく売っています。多少のお金は掛かりますが、これで結露が改善するなら試す価値はありますよね。また結露する事を防ぐのではなく、結露した後の水滴を吸うためのテープなども売っています。原因ではなく、結果に対して対策するという逆転の発想ですね。
⑥燃焼系の暖房器具を使用しない
期待できる効果 | コスト | 効果のある箇所 |
★ | ★★ | 窓際、壁、床など |
石油ストーブやガスストーブなどの燃やして暖を取るタイプの燃焼系暖房器具は、水蒸気が発生しています。そのため結露を加速させる場合があります。エアコンやオイルヒーター等の暖房設備に切り替える事で室内の湿度を抑えられるので、多少の効果が得られることがあります。現在、石油ストーブやガスストーブを多用している方は試してみて下さい。
⑦どうしても結露が収まらない場合はリフォームを検討してみる
期待できる効果 | コスト | 効果のある箇所 |
★★★★ | ★ | 窓際、壁、床、天井裏などすべての箇所 |
紹介してもらった方法を試してもどうしても結露が収まらない
そんな時はリフォームを検討してみるのも方法です。もちろん手間もお金も掛かってしまいますが、その分効果は絶大です。
- 換気口を設置する【天井、屋根裏、床下などに効果】
- 窓をペアサッシ(二重ガラス)にする【窓・壁などに効果】
- 壁に断熱材を入れる【壁・窓・屋根裏などに効果】
- 外壁を張り替え、または重ね張り(カバー工法)する【壁・窓・屋根裏などに効果】
- 断熱材入りの屋根に張り替える【天井・屋根裏・壁などに効果】
- 屋根を重ね張り(カバー工法)する【天井・屋根裏・壁・窓などに効果】
ちなみに、お住まいの地域によっては補助金が出る場合もありますので、補助金を利用したい場合は是非一度ご相談ください。
結露か雨漏りかの判断はプロに任せよう!
今回は結露について、対処方法等をご紹介しましたが、
そもそもまだ結露なのかどうか分からない
という方も多いはずです。
状況によって効果的な結露の対処方法も変わってくるので、そういった方は火災保険申請サポートの無料現地調査を利用してみましょう。現地調査は無料ですし、結露の状態が確認できればプロの目線で的確な対処法のアドバイスができます。
また、もし火災保険が利用できるとなれば使わなきゃ損ですからね。
ぜひ検討してみて下さい!
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この記事を書いた人
FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ