屋根のカバー工法を検討しているが、いくらくらい掛かるんだろう?
屋根リフォームを検討する上でやはり価格は事前に知っておきたい情報です。
という訳で今回は屋根カバー工法・重ね葺き工事の修理費用の相場の解説と、見積書を公開していきたいと思います!
もし今、屋根カバー工法・重ね葺き工事を検討されている方はぜひ総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーで無料現地調査をご相談ください。
経験豊富な屋根職人が在籍しているのはもちろん、FPが在籍しているので火災保険や補助金を利用したリフォームの相談も可能です。
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屋根カバー工法・重ね葺き工事の費用相場
屋根カバー工法・重ね葺き工事の費用の相場は約70万~150万円程度です。
これは屋根の形状、大きさ、使用する屋根材によっても異なりますが、ほとんどがこの間で納まります。
もし見積もりを取った際に、
屋根のカバー工法だけで200万円以上請求されているぞ…
という場合は、もしかすると提示された金額が相場より高くなっている可能性があります。
同じ工事で数十万円多く支払うのは損なので、損をしないためにも一度相見積もりを取ってから話を進める事をオススメします!
屋根のカバー工法に利用できる屋根材の種類と費用
屋根のカバー工法に利用する屋根材によって工事の金額が大きく変わります。
まず、屋根のカバー工法に利用できる屋根材は主に3種類です。
屋根材 | 価格 |
---|---|
アスファルトシングル屋根 | 比較的安い |
金属屋根 | 比較的高い (金属の素材にもよる) |
防災瓦 | 高い |
各屋根材の中にも色々な製品がありますし、一概には言えませんが基本はこの表の通りです。
もちろん価格が高い屋根材の方が耐用年数が長く長持ちするので、屋根材を検討する際は各状況にあった物を選ぶようにしましょう。
屋根カバー工法には足場が必要
カバー工法・葺き替え工事を行う場合は、足場の設置費用が必要です。
足場仮設費用はそれだけで約15万~25万円程度必要になります。
うちなら足場無しで工事できますよ
と言って工事を迫ってくるリフォーム会社がありますが、これは悪い業者です。
そもそも足場の仮設は法令で決まっている事で、足場を架けずに屋根の工事を行う事は違法です。
余計な出費に感じてしまうかもしれませんが、職人の命を守る上でも非常に大切なものなので、足場は屋根工事の必要経費として考えましょう。
屋根カバー工法・重ね葺き工事の実際の見積もり書を公開!
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーは屋根修理の技術にも価格にも自信があるので、屋根カバー工法の実際の見積もりを公開しています!
屋根の見積もりを取ったが、なんだか高く感じるなあ
という方はぜひ下記の見積もりとお手元の見積もりを比較してみて下さい。
屋根カバー工法(ガルバリウム鋼板使用)の見積もり書[詳細はクリック]
工事項目 | 数量 | 単価 | 小計 |
---|---|---|---|
足場仮設撤去 | 198.4㎡ | 850円 | 168,640円 |
既存板金役物解体撤去 | 55㎡ | 500円 | 27,500円 |
新規防水シート設置 | 55㎡ | 1,000円 | 55,000円 |
新規屋根材設置(ガルバリウム鋼板) | 55㎡ | 8,500円 | 467,500円 |
棟板金加工設置(貫板込み) | 12m | 4,000円 | 48,000円 |
ケラバ・鼻隠し | 30m | 2,000円 | 60,000円 |
産業廃棄物処理運搬費 | 1式 | 30,000円 | 30,000円 |
諸経費(管理費・交通費等) | 1式 | 30,000円 | 30,000円 |
消費税 | 10% | 88,664円 | |
合計 | 975,304円 |
屋根カバー工法(アスファルトシングル材使用)の見積もり書[詳細はクリック]
工事項目 | 数量 | 単価 | 小計 |
---|---|---|---|
足場仮設撤去 | 228.5㎡ | 800円 | 182,800円 |
既存板金役物解体撤去 | 86㎡ | 500円 | 43,000円 |
新規防水シート設置 | 86㎡ | 1,000円 | 86,000円 |
新規屋根材設置(ガルバリウム鋼板) | 86㎡ | 7,000円 | 602,000円 |
棟板金加工設置(貫板込み) | 27.5m | 3,000円 | 82,500円 |
ケラバ・鼻隠し | 38m | 1,500円 | 57,000円 |
産業廃棄物処理運搬費 | 1式 | 35,000円 | 35,000円 |
諸経費(管理費・交通費等) | 1式 | 30,000円 | 30,000円 |
消費税 | 10% | 111,830円 | |
合計 | 1,230,130円 |
屋根カバー工法・重ね葺き工事に火災保険は利用できるか?
実は、屋根カバー工法・重ね葺き工事は火災保険の対象になる可能性はあります。
ただし、可能性は低いです。
そもそも火災保険は自然災害等によって被害を受けた際にその補償を行う損害保険です。
つまり、屋根に自然災害等によって被害を受けた場合は火災保険を利用して直すことが可能になります!
しかし火災保険で補償されるのは、被害を受ける前の状態に戻す工事であるのが原則です。
端的に言えば屋根の葺き替え工事は火災保険で補償される可能性が高いですが、既存の屋根に新しく屋根を被せるカバー工法は火災保険の対象外になってしまう事が考えられます。
とはいえ火災保険を利用して屋根修理できる可能性はあるので、
自然災害で屋根に被害を受けた
という方はこちらのリンクを参考にしてみて下さい。
そもそも屋根カバー工法とは?どういう工事なのか
そもそも屋根のカバー工法ってどんな工事なの?
カバー工法がイマイチ分からないという方も居るはずなので、屋根のカバー工法がどういった工事なのかについても簡単に解説します。
屋根のカバー工法とは屋根重ね葺き工事の事で、古い屋根の上からそのまま新しく防水シートと屋根材を設置する工事です。
つまりカバー工法を行うと屋根が二重になります。
屋根を全て交換する工事と比べると、費用や工期が抑えられ、しかも屋根材の性能は落ちないので最近の屋根リフォームでは主流となっている工事方法です。
屋根カバー工法・葺き直し工事の工程・手順
屋根カバー工法・重ね葺き工事の工事工程・手順は主に5つの工程に分かれます。
新しい屋根材を設置する上で邪魔になってしまう棟板金や雪止めなどの役物を解体し撤去します。
屋根材の上から防水シートを設置します。カバー工法で利用する防水シートは粘着式のルーフィングや改質アスファルトルーフィングなどを選ぶのがおすすめです。
屋根材を設置する前に収めておくべき役物(谷板金や鼻隠し、ケラバなど)を設置していきます。この順番を間違えると雨仕舞が出来ず、雨漏りのリスクが格段に上がるので要注意です。
屋根材を設置する際は必ず勾配の下から上に向かって行います。この辺りの原則は普通の屋根工事と何ら変わりません。
屋根材の上に取り付けるべき棟板金などの役物を設置して完了です。
ここまでで大体5日~7日程度。
足場仮設工事を含めれば合計で10日くらいの工事期間が必要になります。
屋根工事はカバー工法以外にもある
屋根のリフォームはもちろんカバー工法以外にもいくつかの工事方法があります。
屋根工事で有名なのは屋根の葺き替え工事です。屋根の交換工事ですね。
カバー工法と違って古い屋根を全て撤去し、新しい屋根を設置する工事です。
解体の分だけ工事費用や工期が長くなる工事です。
屋根材等の関係でカバー工法を選択できない方は必然的にこの葺き替え工事を選ばないといけなくなります。
また、瓦屋根の場合は瓦を再利用できるので、下地や防水シートのみを新しくする瓦屋根の葺き直し工事も選択できます。
瓦屋根は非常に耐久性能が高く50年~長いと100年もつと言われています。そのため、新しく屋根材を準備しないでも工事が出来るので、長い目で見るととても経済的です。
屋根カバー工法・葺き替え工事のメリットとデメリット
屋根カバー工法でリフォームするメリットとデメリットを知りたい
という訳で屋根カバー工法のメリットとデメリットを一覧にしてみました。
カバー工法のメリット | カバー工法のデメリット |
---|---|
①屋根工事の費用を抑える事ができる ②屋根工事の期間を短くする事ができる ③屋根材の耐用年数や性能が下がる事は無い ④屋根の遮音性や断熱性が向上する場合がある ⑤雨漏り修理にも効果がある | ①屋根が重くなってしまう ②既設の屋根材や新しい屋根材に制限があり、カバー工法が選べない場合がある ③下地の状態によってはカバー工法が選べない場合がある |
屋根カバー工法と葺き替え工事はどちらがおすすめ?
当サイトでは基本的には屋根カバー工法が選択できる状態であればカバー工法をオススメします。
屋根カバー工法は葺き替え工事と比較をしても劣っているという訳では無く、むしろ費用対効果は非常に良い工法です。
しかし、
- 雨漏りの原因が特定できていない
- 古い家で耐震性能に不安がある
- 雨漏りで下地が傷んでおり、屋根に乗るとたわむ
このような状況であれば葺き替え工事がおすすめです。
つまり一概にカバー工法が良い・悪いという事は無いので、状況に合わせてより適切な屋根工事を選択するようにしてください。
屋根カバー工法は総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーにご相談ください
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーは経験豊富な職人とFPが在籍するリフォーム会社です。
ご相談や現地調査、見積もりは無料で対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
またFPが在籍しているので、補助金や火災保険を利用したリフォームも対応可能です!
火災保険を利用した屋根修理の際は、補助金申請費や火災保険サポート費なども頂いておりません。
ご興味がある方は、
補助金や火災保険を利用したリフォームを検討したい
と、担当までお伝えください。
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この記事を書いた人
FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ