リフォームの訪問営業によるトラブルは非常に多い
このインターネットの時代にあっても、リフォームの訪問営業によるトラブル件数は毎年増えている事をご存じでしょうか。
独立行政法人 国民生活センターの発表によれば、訪問販売によるリフォームの相談件数は下記のように推移しており、今後も増加することが予想されています。
※独立行政法人 国民生活センター_訪問販売によるリフォーム工事・点検商法より引用
リフォーム訪問営業で多いトラブルは
- 相場より著しく高額な工事金額による契約
- 不適切な勧誘や、必要以上に不安を煽るような営業
- 不適当な施工や手抜き工事による施工不良
- 解約をさせない強引な営業手法
- 見えない所で建物をわざと破壊する
などです。
弊社も色々な所で訪問営業を行うリフォーム会社の名前を耳にしますが、良い噂を聞いたことが一度もありません。
ぜひ皆さまは後々のトラブルと避けるためにも、訪問営業会社からの工事は避ける事をオススメします。
「近くで工事してた」「親方がいる」と言って安心させてくる業者たち
訪問業者もずっと同じ手法で営業を繰り返している訳では無く、セリフや流れを微妙に変えていかに怪しまれないように契約までさせるかを考えています。
例えば最近では、
- 近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ
- 親方がいるので見て貰ったらどうですか
- 無料点検を行っているので一度見させてください
このようなセリフを言ってお客様を信用させようとする訪問業者が増えているようです。
もしこのような手法による営業を受けたという方、絶対に安易に信用してはいけませんよ。
「屋根の板金が浮いている」という訪問営業の上手な断り方【3選】
実際に訪問営業が来た場合、どうやって断るのが良いんだろう?
という訳でここからは訪問営業の上手な断り方を3つほどご紹介します。
①はっきりと契約の意思がない事を伝える
訪問営業は少しでもチャンスがあると思えば日を改めて何度も訪問してきます。
ですから相手に少しもチャンスが無いと思わせるようハッキリと契約の意思がない事を伝えるのはとても有効です。
- 「結構です」
- 「リフォームはしませんので」
- 「お帰り下さい」
訪問営業は営利目的なので、利益にならないと判断すればそれ以上しつこくはしてきません。
②家族と相談するのでと日を改めてもらう
訪問営業は怪しい、しかし建物が壊れているのは本当かもしれない…
このような場合は一度時間を空けて第三者に相談すると良いでしょう。
- 家族と相談したいのでまた後日改めて下さい
- 高額ですから即決できません
本当に真っ当な商売をしている業者なら後日と言っても断らないはずです。
もし急かしてきたりしても焦らず、絶対に即決する事は避けて下さい!
③親族に屋根屋がいるので相談してみると伝える
断りたいけど、強く言うのはちょっと…
という方は、身内や知人に専門知識がある人が居ると伝えるのがもっとも丸く収まる方法です。
- いつも相談している屋根屋さんがいるので聞いてみますね
- 親戚に屋根屋がいますから、相談してみます
ただこの方法ではハッキリと断らない分、話が長くなってしまってあれこれ質問をされる可能性があるので、その点は注意が必要ですね。
実際に屋根リフォームの訪問営業の相談がありました【具体的なトラブル】
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーでは月間で数件、訪問営業による屋根の相談を受けます。
どの方も困惑しており「訪問業者の言う事が本当なのか現地調査をしてみて欲しい」というご相談です。
たとえば、下記の画像は東京都葛飾区でお問い合わせ頂いた方の建物の写真です。
ケラバ板金と棟板金が交わるところが外れてしまっている事が確認できます。
通常強風が吹いたとしてもこの箇所のみ板金が歪んで外れてしまうという事は無いのですが、こちらの建物は訪問業者を屋根に上らせたのちにこの被害に気付いたという事です。
しかもこの建物は5年ほど前に屋根の工事を行っており、屋根の状態は良好。
この箇所だけ破損しており、ますます違和感を感じさせる状況だったのです。
その業者が悪徳業者だったかは分かりません(破損させた証拠が無いため)
ただ、その業者が持ってきた棟板金交換の見積金額も相場より2倍ほど高額でした。
このようなトラブルや疑念が発生するのが訪問営業です。
弊社では訪問業者にリフォームをお願いすることは絶対に止めるべきだと考えております。くれぐれもご注意ください!
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もし屋根の上に登らせてしまった時はどうするべきか?
今無料点検してるんです。
機材もあるので、良かったら屋根上見ましょうか?
このように無料点検を勧めてくる業者がいますが、これは点検商法の可能性があり後にトラブルとなる場合があり危険です。
点検商法とは、
- 屋根の上の写真を撮ったと言って、壊れた別の家の屋根画像を見せてくる
- 本当は壊れていないのに屋根の上に登った業者がわざと屋根を壊す
などの悪質な営業手法の事です。
もし既に屋根の上に業者を登らせてしまったという方は信頼できるリフォーム会社を探して再度現地調査を行ってもらう事をオススメします。
屋根の上に登った業者の言う事を鵜呑みにせず、他のプロの見解を確認するべきだと言えます。
もしもトラブルに巻き込まれてしまったら?
もしも訪問営業によるトラブルに実際に巻き込まれてしまった場合、まずは消費者センターなどの無料で相談を受けてくれる機関に相談する事をオススメします。
こういった場合のトラブルは個人では解決できなかったり、知識が無いため相手の言いなりになってしまうというケースがあります。
消費者センターは法のプロではないので弁護士のようなサポートはできませんが、まずどうした方が良いのか消費者の良き相談相手となってくれます。
屋根の板金が浮いているとはどういう状態なのか?
そもそも屋根の板金が浮いているってどんな状態のこと?
まず屋根の板金というのは棟板金の事を指している事がほとんどです。
棟板金とは屋根の頂点に取り付けるこの板金金物の事ですね。(下記画像参照)
スレート屋根や金属屋根、シングル屋根を葺く際に頂点の部分につなぎ目(隙間)ができます。
この繋ぎ目から屋根が劣化したり雨漏りにならないようにするため、棟板金を設置します。
この棟板金は釘で留めてあるのですが、この釘が経年劣化によって外れたり外に飛び出て来たりします。
すると棟板金が上手く固定されず、隙間が広がったりパカパカと浮いてしまったりするのです。
築15年以上経過している場合は本当に劣化している可能性がある
そもそも棟板金やその下地となる木材(貫板)は15年ほどすると劣化し、交換時期に差し掛かるものです。
そのため訪問業者云々に関係なく、築15年ほど経過している屋根は棟板金が劣化している可能性があります。
屋根の板金が浮いてますよ
と信用ならない訪問業者が言ってきた事が本当だったという場合もあります。
ですから屋根のメンテナンスを行っていない方は良い機会なので、しっかりと屋根リフォームの検討をしてみても良いのではないでしょうか。
屋根の板金が浮いている時は総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーにご相談ください!
もし今訪問業者に屋根の板金が浮いていると言われた方は、総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーにご相談ください!
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この記事を書いた人
FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ