屋根修理の訪問業者や点検商法はほとんどが違法悪徳業者!
すいませ~ん。近くで工事してて、親方に言われて来たんですけど、屋根が剥がれてて危ないですよ。
このように突然家のチャイムを鳴らし、屋根が剥がれていてor浮いていて危ないと教えてくれる親切(?)な人が全国に出没するようです。
な、なんだ急に…めちゃくちゃ怪しいな…
と思う人がほとんどだと思いますが、それは正解です。
こういった飛び込みの訪問販売業者はだいたい詐欺か悪徳業者です。
訪問販売・飛び込み営業自体は違法ではないが…
ちなみに、訪問営業や飛び込み販売そのものは違法ではありません。
しかし訪問営業をする業者のほとんどは悪い手法で飛び込み営業を行っており、正しい方法でリフォームの訪問販売を行っている会社は皆無です。
正しい訪問営業は、まず最初に下記の事項をお客様に分かりやすく伝えてから、勧誘を始めなくてはいけません。
- 事業者の氏名(名称)
- 契約の締結について勧誘をする目的であること
- 販売しようとする商品(権利、役務)の種類
分かりやすく言うと、インターホンを鳴らした後に、
御免ください!私、○○リフォームの怪稲(あやしいね)と言います!
今日は屋根修理のリフォーム契約についてご検討いただきたく、お伺いしました!お玄関口でお話よろしいでしょうか!!!
と、相手方に分かりやすく伝えてから営業活動をしなくてはいけません。
…そうです。こんな訪問営業を行う人はいません。笑つまり、世の中のリフォーム系訪問業者のほとんどが違法だという事が分かっていただけると思います。
また、ルールを破って違法な営業活動をしているわけですから、こういった業者と契約してしまうとトラブルが絶えないのです。
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屋根の違法な訪問業者と契約して起きた実際のトラブル
屋根の飛び込み営業で契約するとどんなトラブルが起こるんだろう?
実際に訪問販売で起こるトラブルは、いくつかのパターンに分かれます。
①屋根に上って棟や屋根材を破壊される
屋根が剥がれていて危ないです!たまたま機材あるので無料で屋根の上見ますよ!
と言って屋根の上に登って、家主が見えないのをいいことに棟や屋根材をわざと壊して写真を撮る悪徳業者もいます。
もちろん壊れた屋根の写真を見せられたら普通の人は不安になりますし、すぐ直さないといけないという気持ちにもなります。そういった心理を利用して契約を迫るのです。
当然これは器物破損で、立派な犯罪です。無料だからと言って訪問業者に点検をさせないようにしてください。
実際の逮捕事例【大和住建(横浜市港北区)】※2024/2/1追加
>>警視庁暴力団対策課は2024年1月17日、詐欺未遂などの疑いで、住宅リフォーム会社「大和住建」(横浜市港北区)社長の高橋大地容疑者(27)=同区新羽町=と元社員の男6人の計7人を逮捕した。
暴力団対策課によればによると、大和住建は2022年4月~23年9月、神奈川県や東京都の一戸建て住宅を訪れ、不要な屋根リフォーム契約を約600件結び、約10億5000万円を得ていたとの事。
逮捕容疑では、23年4月、横浜市港南区の40代男性宅を突然訪問し、「ビスが緩んでいるので屋根が飛んでしまう」とうそを言い、工事代金として55万円をだまし取ろうとしたなどとされる。いずれの認否も明らかにしていない。
暴力団対策課は23年6月、同社を家宅捜索。押収した営業マニュアルには「屋根がパカパカしている」などと住人の不安をあおり、工事契約を締結させる手口などが記されていた。営業担当の「アポインター」と契約をまとめる「クローザー」に分かれ、社員40人前後で活動していたという。
※東京新聞TOKYOwebより引用
正にこちらの記事で紹介していた手口と同様の手法です。皆様もくれぐれも訪問業者には注意してください。
②クーリングオフや解約に応じない
不安になったから、やはり解約したい
とお客様がいっても、断固として解約やクーリングオフを受け付けない業者がいます。
中には解約やクーリングオフをさせないために、契約後にすぐ工事着工し「工事が始まってしまったから解約できない」という理屈を言ってくる業者もあります。
契約を急かすのもそうですが、工事日を極端に早めようとする業者も危ないです。
③高額な工事費用や違約金を請求される
明らかに相場より高い工事費用の見積書を出してきたり、解約時に高額な違約金を支払う契約を結ばせる業者もいます。
その金額にもよりますが、著しく相場とかけ離れた金額については当然違法です。
違約金については解約をさせないための予防線として使用している業者もいます。金額に違和感があったら、契約することは避けてください。
④工事中に工事金額を吊り上げる
別の工事を一緒にやらないと直らない
このようなことを言い出して、工事が始まった後に工事金額を吊り上げてくる業者もいます。
こういった業者のいやらしい点が、リフォームは実際にそのような場面があるという所です。確かに工事を始めてみて表面化する建物の問題はあるのです。
このパターンの悪徳業者の特徴としては、安い金額で契約させ、その後高い工事金額を提示してきたり、不必要な工事を勧めてくる事が多いです。
一般の方がこれを見抜くのはなかなか難しいので、知らぬ間に余計なお金を払っている方は多いです。
⑤手抜き工事
悪徳業者の中には必要な工程を抜き、人件費や材料費を浮かせて利益を上げようとするところもあります。
リフォームを行うとその後しばらくは綺麗なのですが、数か月後・数年後になって初めて施工不良が確認されることが多いです。
しかし、そのころにはこういった業者は姿を消しているか、連絡が取れない状況であることがほとんど。
全然納得できないけど、どうしようもない…
といって、泣き寝入りするしかない方が沢山いるのです。
悪徳業者を見抜く!屋根の飛び込み営業が使う怪しい手口・セリフ【5選】
メディアや消費者センターや自治体など、様々なところで悪徳訪問業者とは契約しないようにアナウンスをしていますが、どうしても飛び込み営業からの被害をゼロにはできません。
というのも、飛び込みを行っている訪問業者も変な方向に頭が良いので、怪しまれないように手法を進化させているのです!
ここからは少しでもトラブルに巻き込まれる人が減るよう、お客様から聞いた実際に言われたことがある屋根訪問業者のセリフや実際にあった手口についてご紹介します。
①「親方に言われて来ました」という弟子
冒頭でも登場しましたが、親方に屋根の破損を教えてあげるように言われて来た弟子という手口は結構多いです。
なんで親方はこないんだよ…
と思うのですが、少し話を聞いて興味がある素振りを見せると、本当に親方を呼んでくるらしいのです!しかも親方というだけあって貫禄がある人が出てくるらしく、どっしりしていると。
こういった空気づくりをされることで、お客様の中にも信頼して契約してしまう人が出てくるのでしょう。
②「近くで工事をしていた」というサボりがちな職人
たまたま近くで工事してて、壊れてるのが見えたんです
と、わざわざそれを言うために現場を抜け出してきたサボりがちな職人という手口も多いです。
他所の屋根はいいから、工事してる屋根をちゃんと見なさいよ
と思う方もいそうですよね。ちなみにこのパターンでは、現場を抜け出した弟子を怒りに来る親方はいないみたいです…
③スレートや棟板金の小さな破損に気付く驚異的な視力
非常に小さな屋根の被害に気付いて指摘してくる、驚異的な視力を持った訪問営業マンもいます。
角度的に見えなく無いか…?
という場合もあるので、そういった人は透視能力があるかウソかのどちらかですね。
たしかに街中では実際に、
- スレートの浮きや割れ
- 瓦のズレや割れ
- 棟板金の浮きや釘抜け
こういった被害をそのままにしている家は多いです。
しかし、中には本当は被害が見受けられないのにお客様を不安にさせる事を言ってくる人もいます。鵜呑みにしてはいけません。
もし本当に屋根が破損していて、詳しく調べたいという方はこちらを参考にしてください。
④「道具持ってるので屋根登って無料で直しましょうか」という聖人
急にやってきて屋根の被害を発見した上に、わざわざそれを教えてくれて、しかも、
道具持ってきてるんで無料で直しましょうか
なお且つといって危険な屋根の上に登り、屋根を直してくれる。
このような聖人のような人が出没することもあるらしいのですが、タダより怖い物はないです。当然下心があります。
このパターンは、先ほどもお話しした屋根を破壊されるトラブルにつながることが多いです。
というか冷静に考えたら、
君になんの得があるんだ?????
という事に気付くはずです。
無料というのは下心を隠すためのリップサービスなんですね。
⑤イケメンの屋根の訪問営業が来て好感度アップ?
これはお客様から聞いた話の中でもなかなか面白いお話でした。
なんと!飛び込み営業はイケメンが多く、イケメンだからなんだか悪い人ではないような気がしてしまうという手口もあるらしいです!笑
わざわざイケメンを集めてそんな悪徳な商売をしなくても…
という気もしますが、確かに強面の人よりイケメンに言われたら信用してしまいそうなものです。
ただ、正体はただの飛び込み営業なので、飛び込み営業でイケメンが出てきたら一旦我に返るようにしてください。
屋根修理の飛び込み営業マンが来たらどうする?上手な断り方と対処方法
実際に屋根修理の訪問営業が来たら、どう対処すればいいの?
という事で屋根の訪問営業でトラブルになりたくない方のために、実際の対処方法をまとめてみました!
- 名刺をもらい身分を確認する…身分を明かさない訪問営業は論外!万が一のトラブルに備えて、しっかり相手の身分を確認しておきましょう。ホームページがあるかどうかも確認しましょう!
- 絶対に屋根の上には登らせない…屋根が壊れていたのか、壊されていたのか、後からでは確認できません!トラブルを避けるためにも、屋根の上には登らせないこと。
- 工事が必要なら信頼できる業者で見積もりを取る…本当に屋根が壊れているという場合もあります。そんな時は訪問業者に依頼せず、信頼できる業者で相見積もりを取ってから判断してみましょう。
- 一人で決めず家族や知人に相談をする…一人で決めてしまうと考えが偏ってしまうかも。誰かに相談して第三者の話を参考にするのも良い!
- その場で契約をせず時間を置く…急いで契約をするのはトラブルの元。特に、その場で契約だけは絶対に避けましょう。
訪問販売・飛び込み営業の上手い断り方
また、もし少しでも怪しいなと感じた場合はその場で断ってしまう事も大切です。
- 「うちは結構です」
- 「いつも見てもらっている大工さんにお願いしてみます」
- 「家族がいるときにまた来てください」
- 「ここは貸家で、私は建物の所有者では無いんです(本当は所有者)」
このような言い方をして、訪問営業マンにハッキリと脈が無いと感じさせましょう。
反対に、訪問営業マンに細かく質問をしたり、話を素直に聞いているような素振りを見せるのは危険です。
あれっ、もしかして、契約してもらえる?!
と勘違いして、勧誘がエスカレートしてしまう可能性があります。
クーリングオフができる条件【既に契約してしまった方向け】
やばい。もう契約しちゃった…
このお話を聞いて、訪問営業の人と契約をして危機感を覚えた方もいるかもしれません。
しかしご安心ください。申し込みから8日以内ならクーリングオフが可能です!
クーリングオフ
クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。
クーリングオフって何- 独立行政法人国民生活センター
クーリングオフをする場合、解約金や違約金などは一切発生しません。これは業者がなんと言おうと法律で決められている事です。
もしクーリングオフや解約手続きをさせてもらえない、またはクーリングオフの方法を知りたいという方は、全国の消費生活センター等に電話をして、詳しく相談してみましょう。
屋根修理・雨漏り修理はFPが在籍するおうちのお悩みドロボーにご相談ください
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーはFPが在籍するリフォーム会社です。
そのため屋根リフォーム工事だけではなく、補助金制度の相談もまとめて対応することができます!
さらに、FPが在籍しているので火災保険申請を含む屋根瓦修理も対応可能です!
火災保険を利用した屋根修理の際は、補助金申請費や火災保険サポート費なども頂いておりません。
訪問営業が来て不安
という方は、ぜひ一度無料現地調査のご相談をください。
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この記事を書いた人
FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ