
・飛び込みの業者に『屋根の漆喰(しっくい)が崩れていますよ』と言われたが、見積もりが適正なのか分からない
・漆喰補修をネットで調べても金額の幅が広すぎる、結局いくらかかるの?
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
瓦屋根の漆喰(しっくい)は屋根の寿命を決める重要な箇所の一つ。
ですがその見積もり方法は非常に特殊です。
修理方法の違いや「m単価」の計算マジックを知らないと、相場より高い金額で契約してしまうなどトラブルの原因になります。
そうならない為に、このページでは資材高騰を反映した最新の費用相場と、損をしないための正しい見積もりの見方を解説します!
もし、漆喰だけでなく『瓦が割れている』『屋根全体の葺き替えを検討している』という場合は、以下の瓦屋根修理のページをご覧ください。
➡屋根瓦の修理ガイド!費用相場から業者選びまで徹底解説
≫無料現地調査はこちら!≪
≫お気軽にご相談ください!≪
【単価早見表2026年版】漆喰補修の費用相場一覧
| 工事名称 | 工事内容 | m単価の費用相場 | 耐用年数 |
|---|---|---|---|
| 漆喰の詰め直し・塗り直し | 劣化した漆喰を除去し、新しく詰め直す | 3,000円~6,000円/m | 10~15年程度 |
| 棟瓦の積み直し・取り直し(湿式工法) | 棟瓦を一度解体し、再形成する。その際、土台に水分を含んだ南蛮漆喰や粘土を利用する | 8,000円~15,000円/m | 20年以上 |
| 棟瓦の積み直し・取り直し(乾式工法) | 棟瓦を一度解体し、再形成する。その際、土台に木材や樹脂を利用する | 8,500円~16,000円/m | 20年以上 |
※上記は工事費のみの単価です。別途「足場代」がかかります。
漆喰補修に必要な足場代の目安

瓦屋根の漆喰補修を行う場合に必要になるのが足場です。
足場は高所で作業を行う場合は必須で設置しなくてはいけないもので、設置せず工事を行うと法律違反となってしまいます。
戸建て住宅で工事を行う際の足場代は一般的な2階建て(延床30坪)の場合で大体15~25万円前後程度です。
※屋根の勾配(急斜面)や立地条件によって変動します。
ちなみに「足場無料」を謳う業者は、その分を単価に乗せている可能性があるため注意が必要です。
➡屋根修理の足場の適切な費用っていくら?本当に必要なものなのか
漆喰補修の総額はどう決まる?「m単価」の正しい計算式
ここはとても重要です。漆喰工事における見積もりトラブルの多くは、「m(メートル)数」の数え方の認識違いから生まれます。
見積もりの「施工m数」は「棟の長さ」の2倍になる
見積書に「漆喰工事 20m」と書かれていても、屋根の長さ(棟の長さ)が20mあるわけではありません。
瓦屋根の頂上にある「棟(むね)」には、左右の両側の2面に漆喰が塗られています。
そのため、漆喰の補修(塗り直し)の工事範囲は「棟の長さ × 2(両面)」で計算するのが正です。
【計算例】
棟の長さが10mの場合、
- 10m × 2面 = 施工距離は「20m」 となります。
- 見積もり金額:20m × 単価4,500円 = 90,000円

家の幅は10mしかないのに、なぜ見積もりは20mになっているんだ?
と焦らないよう、この計算式(距離の2倍になる)を覚えておきましょう!

足場は必要?「部分補修」と「全体工事」の費用差

ハシゴで登って、ちょこっと直すだけでいいよ
と考える方も多いですが、基本的に足場は必須です。
- 2階屋根の場合: 安全確保のため、ほぼ100%足場が必要です。労働安全衛生規則という法令に記載されている事項です。
- 1階屋根(下屋)の場合: 脚立で届く範囲なら、足場なしで安く済むケースもあります。
「足場代20万円」は高額ですので、漆喰のためだけに足場を組むのではなく、「雨樋の掃除」や「外壁のシーリング補修」など、高所作業が必要なメンテナンスをまとめて行うのが、最もコストパフォーマンスの良い方法です。
≫無料現地調査はこちら!≪
≫お気軽にご相談ください!≪
【坪数・症状別】工事総額のシミュレーション
あなたの家が築何年で、どのような状態かによって総額は変わります。
一般的な30坪の住宅(施工m数:約30m~40m想定)をモデルに計算してみましょう!
ケースA(劣化:軽度):築15年・詰め直し工事のみ
瓦のズレはなく、漆喰が剥がれているだけの状態です。表面の漆喰補修を行う場合のシュミレーションです。
| 工事項目 | 金額 |
|---|---|
| 足場架設費 | 180,000円 |
| 既存漆喰撤去・詰め直し(35m) | 157,500円(@4,500円) |
| 諸経費・廃棄物処理費 | 40,000円 |
| 合計金額(税込) | 377,500円 |
ケースB(劣化:重度):築35年・棟取り直し工事(乾式工法)
既に雨漏りが発生していたり、棟瓦が波打ってズレている状態です。一度瓦をバラして積み直す場合のシュミレーションです。
| 工事項目 | 金額 |
|---|---|
| 足場架設費 | 180,000円 |
| 棟取り直し工事・乾式工法(35m) | 437,500円(@12,500円) |
| 諸経費・廃棄物処理費 | 50,000円 |
| 合計金額(税込) | 667,500円 |
漆喰補修工事の実際の見積書を公開!
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーは見積無料で相見積もり歓迎です。なぜなら価格にも自信があるから!
という訳で今回は特別に実際の瓦屋根の漆喰の補修工事の見積書データを公開します!もし既に見積もりを取っている方は、ぜひお手元の見積書と価格や項目を見比べてみて下さい。


実際にご自宅用の工事見積が欲しい方は、下記から無料現地調査をお申し込みください。
≫無料現地調査はこちら!≪
≫お気軽にご相談ください!≪
安さだけで選ぶと危険!「詰め直し」と「取り直し」の違い

見積もりを取ると、業者によって提案内容が違うことがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解して選びましょう。
① 費用を抑える「漆喰詰め直し(面戸補修)」
| メリット! | 費用が安い。工期が短い(1~2日) |
| デメリット… | 耐用年数が短い(約10~15年) |
瓦の土台にある「葺き土(ふきつち)」が流出しておらず、表面の化粧漆喰だけが剥がれている場合には適した工事方法です!
② 長寿命でしっかり直す「棟瓦取り直し」
| メリット! | 耐用年数が長い(20年以上)。台風や地震にも強くなる |
| デメリット… | 費用が高い。 |
築30年以上経過している場合はこちらがオススメ。雨漏りしている場合や、瓦が波打ってズレている場合にも適しています。
昔ながらの「重い土」を使わず、木材や樹脂や防水シートだけで棟瓦を形成する「乾式工法」が注目されています!屋根を軽量化することで地震に強い家(耐震化)になるので気になる方はチェック。
【要注意】瓦屋根の漆喰の重ね塗り(上塗り)は絶対にNG!

悪徳業者がよく行う手口に、古い漆喰を剥がさずに、上から新しい漆喰を塗る「重ね塗り」があります。
これは悪い工事で絶対にオススメしません!長期的に見た時にリスクが高い工事方法です。
その理由は大きく分けて2つ。
- 今までの漆喰を除去せず新しく上から漆喰を詰め直すと、今までの漆喰が剥がれた際に新しい漆喰も剥がれてしまう可能性がある。
- 重ね塗りすることで漆喰の厚みが変わってしまい、熨斗瓦の隙間から入った雨が正しく排出できず、雨漏りの原因となってしまう。
もし見積もりで判断できない場合は「既存の漆喰は撤去しますか?」と必ず確認してください。
今すぐ修理が必要?漆喰劣化のセルフチェック

ぜひ屋根のセルフチェックを皆さんも行ってください。定期的な確認は屋根を長持ちさせるためにも重要です。
とはいえ、屋根に登るのは危険ですので、まずは庭やベランダから目視で確認してみましょう。
- コケやカビが生えている(危険度:小)…漆喰が経年劣化しています。すぐ問題になる可能性は低いですが、定期的に様子を見ておきましょう。
- 庭に白いカケラが落ちている(危険度:中)…崩れた漆喰が落下しています。耐久値がだいぶ下がっており、早めのメンテナンスが必要な状態です。
- 棟の土(茶色い部分)が見えている…完全に漆喰が剥がれており、雨水が土台に直接当たっている危険な状態です。至急メンテナンスを。
メンテナンスの推奨時期(築15年~20年)を過ぎている場合は要注意。早め早めの対応で屋根を長持ちさせましょう。
セルフチェックの際にもし瓦屋根本体にズレや破損が確認できた場合は、瓦屋根全体の工事を検討した方がいいでしょう。
瓦屋根の修理方法や修理費用についてはこちらで解説しています。

漆喰補修はDIYできる?プロに頼むべき理由

漆喰も最近流行りのDIYで直せる気がする
このように感じる方もいらっしゃると思います。確かにホームセンターで漆喰は数百円で売られていますが…結論、DIYは絶対にお勧めしません。
理由1:屋根の上から落ちてしまう可能性
屋根は想像以上に滑ります。そして急勾配です。プロでも落ちてしまう事故が発生するので、足場なしでは作業しません。
お金を節約するために身体を危険にさらすのは誰しもが止めると思います。
理由2:雨漏りの悪化
漆喰は「ただ埋めればいい」わけではありません。
雨水を逃がすための絶妙な「塗り厚」や「角度」などの正しい施工が必要です。
素人がコーキングなどで隙間を完全に塞ぐと、入った水が抜けなくなり、屋根裏が腐る原因になります。
中途半端な修理で雨漏りが進行する可能性があるDIYはオススメしません。
損をしない優良業者の選び方と見積もりのチェック項目


トラブルにならない業者を選びたい。どの業者が優良業者なんだろう?
という方のために、ここからは信頼できる業者を見極めるポイントを紹介します。
「一式」見積もりではないか?
「漆喰工事一式:30万円」という見積もりは危険です。見積書を見た際に
- 「適切な工事項目」や「工法」が記載されているか。
- 「施工m数」と「単価」が明記されているか。
この二点を必ず確認しましょう。
施工写真(報告書)を提出してくれるか?
屋根の上を見るのは難しいので、しっかりと施工がされたのか確認するための写真報告は重要です。
- 工事前の写真
- 漆喰を剥がした工事中の写真
- 正しい材料で施工している工事中の写真
- 漆喰全体(両面)が確認できる工事後の写真
これらを撮影し提出いただくように事前に約束をしておきましょう。
近場の工事専門店か?
遠方の訪問販売業者や、大手ハウスメーカー(下請けに丸投げでマージン発生)よりも、近隣の瓦屋・屋根修理店の方が、費用対効果が高い傾向にあります。
どこに会社があり、普段どのエリアで工事を行っている会社なのか確認してみて下さい。
まとめ:漆喰は早めのメンテナンスが一番の節約になる


漆喰の剥がれを放置すると、最終的には瓦全体の葺き替え工事が必要になり、100万円~200万円の出費になることもあります。
「詰め直し」で済む今のうちにメンテナンスをしておくことが、家にとっても家計にとっても一番の節約になります。
まずは自宅の屋根をチェックして、劣化の症状を確認してみて下さい。
そして、もし劣化が確認できた場合はプロによる無料の現地調査を利用してみましょう。
【関東エリア対応】瓦屋根の漆喰補修は総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーにご相談ください
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボーは瓦屋根の施工実績も豊富な総合リフォーム会社です!
またFPが在籍するリフォーム会社なので、火災保険や補助金を利用したリフォームの相談も可能。
火災保険を利用した屋根修理の際は、補助金申請費や火災保険サポート費なども頂いておりません。
屋根修理・雨漏り修理のご相談は無料現地調査が可能なので、お気軽にお問い合わせください。
≫無料現地調査はこちら!≪
≫お気軽にご相談ください!≪
屋根修理関連のオススメページ一覧
- 【2023年版】屋根修理の費用相場!材料・工事別の値段まとめ
- 瓦屋根の葺き替え工事にかかる費用相場!瓦からスレートの価格は
- 瓦屋根のずれの直し方と修理費用!瓦が浮いてると言われた方必見
- 瓦屋根の差し替え・交換費用!瓦一枚いくらするの?
- 瓦屋根のひび割れの修理費用の相場とコーキング補修について
- 瓦屋根のメンテナンス費用と正しいメンテナンス時期について
- 瓦屋根の葺き直し費用と相場!瓦は再利用できる屋根材です
- スレート屋根の修理費用の相場はいくら?割れや塗装やカバー工法など解説
- 屋根のてっぺん・一番上の部分は『棟』です!棟の名称アレコレ
- 瓦屋根のラバーロック工法の方法とメリット・デメリット
この記事を書いた人

FP2級合格、CBT試験合格、宅建士試験合格
総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー 代表
村松
国家資格であるFP2級・宅建士試験などに合格し、保険業界や不動産業界にて営業やフィナンシャルプランナーとして経験を積んできました!
不動産業界のブラックな雇用形態とパワハラに疑問を持ち退職。
保険業界では「もしかして、世の中って不要な保険が多いのでは?」と疑問を持ち退職。
その後"自分が正しいと思った事を仕事にしたい"と思い、独立しました!
現在はその経験を活かし、自宅のリフォームや火災保険の申請サポートを行う"総合リフォーム・おうちのお悩みドロボー"にて、微力ながら皆さまの生活にプラスになるお手伝いをしております(・∀・)ノ




